人気若手俳優や人気アイドルが共演し、話題となったドラマ「花郎」。
イケメンたちの成長と恋模様を描いた本作は、日本でも人気の作品となっています。
今回はドラマ「花郎」の解説とともに、出演者たちのその後も併せてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
時は約1500年前。高句麗、百済、新羅がしのぎを削りあう三国時代に遡ります。
賤民の村で暮らすムミョンは、生き別れた家族を探す親友ソヌと共に都に忍び込みます。しかし護衛に見つかってしまい、ソヌは命を落とすことに。深い悲しみの中、育ての親から「犯人を突き止めて欲しい」と頼まれます。
ムミョンはソヌの生き別れた妹であるアロを守るため、ソヌの名を借りて生きることを決意します。
一方、幼くして新羅の王となった真興王は、母親である只召太后が摂政を行う影で「ジディ」という名の民として生活するよう命じられていました。
政権奪還に悩んでいたある日、ジディは語り部のアロに出会い、興味を持ち始めます。
そんな中、只召太后は親衛隊「花郎」を立ち上げるため優秀な美男子を集め始めました。
ジディは王座に返り咲くため、ソヌはアロを見つけ出すため、その他、名家の美男子たちなど多くの若者たちが花郎に入隊していきます。
医者の娘であるアロは、花郎の専属医師として都に派遣されるも、只召太后から不当な扱いを受けます。
苦労しながらも懸命に職務を全うする姿に、花郎たちから厚い信頼を得ていくのです。
派閥や家柄を理由に事あるごとにぶつかり合う花郎たちは、幾多の困難を共に乗り越え、徐々に最強の親衛隊へと成長していきます。
またアロを巡ってソヌとジディは対立。2人の間で揺れるアロの複雑な気持ちもひしひしと伝わってきます。
それぞれの恋模様や新羅と他国の争い、花郎たちの成長などたくさんの青春とラブストーリーがちりばめられた時代劇ドラマ「花郎」。
多くの視聴者から支持され、放送終了後、何年経っても人気の高い作品となっています。
ライバル視するソヌとジディ、争いながらも絆を深めていく花郎たちを演じたイケメン俳優たち。
撮影中も楽しく和気あいあいと過ごしたようで、いつも笑顔が絶えなかったそう。
「花郎」出演により大きく飛躍した彼らの姿はご存知でしょうか。
今回は特に、中心人物として出演した6名の現在の様子までをご紹介します。
出生不明でさまよっていた男の子は、名も無き子という意味のムミョンと名付けられ、賤民にて育てられます。
志半ばで命を落とした親友ソヌの代わりに、妹アロを見つけ守るために花郎となりました。
次第にアロに惹かれていきますが、王になるための権力争いに巻き込まれ、様々な試練が訪れていきます。
不器用ながらも弱き者を助ける強く優しいソヌ(ムミョン)役を演じたのは、韓国国内だけでなく海外でも人気のトップ俳優パク・ソジュンさんです。
2014年のドラマ「魔女の恋愛」でヒロインに思いを寄せる年下男子役でブレイク。
その後「彼女はキレイだった」や「キム秘書はいったい、なぜ?」など数々の話題作で主演を務め、「ラブコメの神」として人気になりました。
ソヌ役としては無表情でクールな場面が多かった印象ですが、実は慣れない髪型や衣装に苦労していたようです。
何度もソヌの髪型が変わっていることに気付いた視聴者も多かったのではないでしょうか。
また撮影現場では花郎最年長として後輩俳優たちと絶えず言葉を交わし、現場を引っ張るリーダーでした。
共演者からも絶大な信頼を得ており、パク・ソジュンさんの魅力の一つだと考えられます。
「花郎」出演後も活躍は続き、2020年にはドラマ「梨泰院クラス」で大ブレイク。世界中で人気となりました。
2023年には「ザ・マーベルズ」の出演も決定しており、韓国を飛び出して世界で勝負を始めています。
今後大注目の俳優です。
7歳で即位するも母親である只召太后が摂政を行い、自身は民・ジディとして生活することとなった真興王。
母親からの愛情を受けられず自分の本性も明かせない生活に不満は募り、いつか必ず政権を奪還しようと心に決めます。
一方でアロを一途に想う姿も見られ、積極的なシーンに視聴者はドキドキしたことでしょう。
ジディ役を演じたのは、ボーイズグループZE:Aのメンバー兼俳優として活動するパク・ヒョンシクさんです。
本作では挿入歌も歌っており、俳優だけでなく歌手としても存在感を見せました。
2010年にボーイズグループZE:Aとしてデビューすると、翌年にミュージカルデビュー、2012年には「愛の贈りもの」でドラマデビューを果たしました。
「花郎」では時代劇初挑戦となりましたが、端正な顔立ちに長髪と気品溢れる衣装が本当によく似合っており、王としての切ない心境や熱い思いなど見事に表現していましたよね。
また幼少期から習っていたという馬術や剣道の腕も活かされており、アクションシーンは見ごたえがありました。
2019年には兵役のため俳優活動を一時休業し、2021年にドラマ「ハピネス」で俳優復帰を果たしました。
ブランクを感じさせない演技に、次回作にも期待が高まっています。
太后派の名家に生まれ、何不自由なく育ってきたスホ。
都一の武術の腕前ですが、気さくすぎる性格で女性を振り回してばかり。
密かに只召太后に憧れを抱く勇敢なスホを演じたのは、人気アイドルグループSHINeeのチェ・ミンホさんです。
2008年にSHINeeとしてデビューすると、2010年にスペシャルドラマ「ピアニスト」で俳優デビューしました。
いくつもの賞も受賞しており、アイドルとしてだけでなく俳優としても地位を確立していきます。
「明るいスホに影響され自分ももっと明るくなった」と語っていましたが、チェ・ミンホさんが持つあたたかく柔らかな雰囲気は、スホにもよく現れていましたよね。
深く理解した上で演じたことで、互いに高め合う結果となったのではと考えられます。
2019年に入隊し活動は一時休止しますが、除隊するとすぐにドラマ出演を果たし、メンバーそれぞれの兵役のために活動休止中だったSHINeeも復活。
待ち望んだファンからは、早い復帰に喜びの声が聞かれました。
没落貴族の家系に生まれたハンソン。天体観測が好きで、武術稽古はいつも逃げ出してしまいます。
異母兄弟の兄と仲良くしようとしますが、身分の違いから距離を置かれてしまうことも。
切なさを感じながらも、花郎の中では天真爛漫な愛らしい一面も見せました。
花郎最年少として在籍するも、争いを嫌う優しい性格のハンソンを演じたのは、人気アイドルグループBTSのVさんです。
2013年にBTSとしてデビュー。
パワフルなパフォーマンスや個性豊かなキャラクターが人気で、2016年にはMelon Music Awardsにてアルバム賞を、Mnet Asian Music Awardsにて今年の歌手賞を受賞しました。
俳優デビューとなった本作では、先輩俳優たちに演技指導を求める積極的な姿勢を見せ、見事にハンソンを演じ切ります。実年齢的にも最年少ということもあり、甘え上手で飾らないVさんの姿に「本当の弟のようだ」と共演者から可愛がられる様子も明かされました。
俳優としては「花郎」のみの出演となっていますが、もう一度演じる姿をみたいと俳優復帰を願うファンも多いようです。
演技力もあることが証明されたVさん。BTSとしても世界的に注目されており、今後も活躍すること間違いなしです。
都一艶やかで美しい青年ヨウル。
争いや権力には興味を示さないものの、様々な裏事情を把握する情報通としての一面もあります。中性的な容姿や言動から周囲からは少し距離を置かれがちですが、争いを好まないハンソンとは気が合う様子。
麗しいヨウルを演じたのは、役柄とは違い男らしい性格のチョ・ユヌさんです。
2011年にドラマ「イケメンラーメン店」でデビューすると、次々に話題作へ出演し「花郎」でヨウル役を勝ち取りました。
実はオーディションの段階では、スホやパンリュのような勇ましい役を志望していたとか。
しかし受かってみると艶やかなヨウル役だったようです。端正な顔立ちがヨウルにピッタリだったのでしょう。
またヨウルの中性的な所作を意識するあまり、普段でも女性らしい動きをしてしまっていたようです。
それほど役作りに努力されたのだと分かります。
2020年には兵役を終え、翌年には所属事務所を退所。現在はCMを中心に活動している様子です。
新たな一歩を踏み出したチョ・ユヌさんもぜひ応援していきたいですね。
反太后派として養父から厳しい躾をされて育ったパンリュは、端正な顔立ちと優秀さで女性に大人気です。
しかし誰にも心を許さないクールさを持ち、太后派のスホとはいつも敵対しています。
完璧に見えながらも女性は少し苦手なパンリュを演じたのは、抜群のルックスで活躍するト・ジハンさんです。
冷血なパンリュとは異なり、いたずら好きな少年のような一面もあるようで、年齢が近かったハンソン役のVさんとはとても仲良くされたようです。
2009年にドラマ「帰ってきたプリンセス」で俳優デビューすると、2012年には映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」で注目を浴びました。「バスケットボール」や「ムグンファの花が咲きました」など主演作品も多く、「花郎」で見せたクールな役とは違う、情熱的な熱い演技も見せています。
2020年の除隊後は、ドラマや映画だけでなく演劇にも挑戦し、活躍の幅を広げているト・ジハンさん。
今後の活躍も期待したいですね。
今回は、大人気ドラマ「花郎」に出演したイケメン俳優6名についてご紹介しました。
作品を通して青春を共にした仲間となり、本当に良い関係を築いてきたことが伝わってきましたよね。
放送終了後も連絡を取り合ったりライブを見に行ったりと、それぞれ交流は続いているようです。
夢のような共演と素敵な結末で終わったドラマ「花郎」。みなさんもぜひご覧になってはいかがでしょうか。
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