日本の芸能界では、大御所芸人の明石家さんまさんとタレントのIMALUさんや、大物俳優渡辺謙さんと人気女優杏さんなど、さまざまなジャンルで活躍している芸能人親子が数多くいますよね。
では、韓国芸能界ではどうでしょうか。実は日本と同様、同じ世界で活躍する親子や兄弟、親戚同士の芸能人がたくさんいるのですよ。
今回は、その中でも「親子で活躍する韓国芸能人」5組をご紹介します。
韓国の親子で活躍する芸能人はどんな方々がいるのでしょうか?
ではさっそく見ていきましょう。
まず、初めにご紹介するのは、俳優のヨン・ギュジンさんと、俳優で自転車競技選手としても活躍のヨン・ジョンフンさん親子です。
父であるヨン・ギュジンさんは、1989年にKBS演技大賞演技賞を受賞するほどの実力派俳優の1人で、ドラマでは院長や会長役など、威厳がある重要な役を担ってきました。また、父親役も数多く演じてきたことから「韓国の父」とも呼ばれていますよね。
ヨン・ジョンフンさんは、2005年ドラマ「悲しき恋歌」では盲目のヒロインに恋をするゴウン役で一躍有名になりましたよね。その後は主役はもちろん、物語の鍵を握る重要な人物などを演じ高く評価され人気を集めてきました。
また、過去に韓国版「トップ・ギア」のホストも務めており、モータースポーツ好きでもある自動車マニアとしても知られています。フェラーリが開催する「フェラーリ・チャレンジ」にも参戦していて、日本では鈴鹿サーキットなどのレースに出場しました。ヨン・ジョンフンさんがとても多彩なことがわかりますね。
2005年には女優のハンガインさんと結婚し、お互い最全盛期に結婚したとして話題になりましたよね。
以前から知り合いだった2人ですが、交際のきっかけは2003年のドラマ「黄色いハンカチ」での共演といわれています。
同じ俳優として活躍する3人。ヨン・ジョンフンさんは韓国の人気番組「ハッピートゥゲザーシーズン3」に出演した際に家族とのエピソードを語っています。
ハン・ガインさんは、週に1回お肉を食べるか食べないかというベジタリアンで、ヨン・ギュジンさん、ヨン・ジョフンさん親子は小さい頃から毎日お肉を食べるほど大のお肉好きでした。
結婚後は、ハン・ガインさんが健康を考え、家族全員をベジタリアンにしようと野菜を中心としたご飯を作るようになったそうです。そんな生活が続いたある日、ヨン・ギュジンさんがヨン・ジョンフンさんに「このままでは生きていけない」とこっそり訴えていたそうなのです。
それぞれを思い合っての行動が微笑ましいですよね。これからも仲の良い家族に目が離せませんね。
続いてご紹介するのは、女優で歌手のキョン・ミリさんと、女優としても活動しているイ・ユビさん親子です。
キョン・ミリさんは1984年にデビューし、数々のドラマに出演しています。そんな彼女が一躍有名になったのが、日本でも大ヒットした「宮廷女官チャングムの誓い」です。
ドラマ内では、主人公のチャングムに嫌がらせや邪魔をする悪役チェ尚宮を演じ、いじめている時の表情などが視聴者を腹立たしい気持ちにさせるくらい演技が優れていました。その演技が高く評価された一方で、あまりにも役にハマっていた影響で、当時は女優としてのキョン・ミリさんのイメージが良くなくCMが激減したほどでした。
チャングムでは悪役を演じたキョン・ミリさんですが、その後のドラマでは幸の薄いヒロインや良き母などを演じ、さまざまな役をこなすカメレオン女優として活躍しています。
娘のイ・ユビさんは、ドラマ「ヴァンパイア・アイドル」で2011年に女優としてデビューし、2014年ドラマ「ピノキオ」では、元アイドルの追っかけで、誰からも愛され天真爛漫な新米記者を演じ人気を集めました。
イ・ユビさんは学生時代「母親が女優のキョン・ミリさん」という理由で周りから根拠の無い噂や悪口に苦労させられたそうです。
学校で良い成績を取れば「母親がキョン・ミリだから先生が忖度している」や、イ・ユビさんが肌が白く綺麗なのは「母親が女優で金持ちだから毎日牛乳風呂に入って贅沢している」など妬み嫉みと思えるものばかり。
女優の子どもならではの悲しいエピソードですね。
そんな2人は美人親子として知られており、CM共演も果たしました。
化粧品のCMだったこともあり、2人の美肌が話題を呼びました。
実はイ・ユビさんの妹、イ・ダインさんも女優で活躍しています。
3姉妹のような親子ですよね。今後、ドラマや映画での共演もあるかもしれませんね。
続いてご紹介するのは、歌手と俳優で活動している、イム・ジフンさん、ヒョンシクさん親子です。
イム・ジフンさんは1980年代の韓国を代表するフォーク音楽歌手として知られています。
1996年〜1997年に放送され最高視聴率65.8%を記録し、爆発的ヒットとなったドラマ「初恋」のオープニング曲を務めており、一気に知名度をあげました。
ヒョンシクさんは、2012年にアイドルグループBTOBのサブボーカルとしてデビューしています。
キュートな笑顔と素敵な歌声で人気を集めるヒョンシクさんですが、作詞、作曲活動もするほど多方面で活躍しています。
高校卒業後、600倍の倍率を突破して湖原大学校実用音楽科に入学。実用音楽を学びました。2017年には「恋しがる/Missing You」の作曲に携わり、音楽番組で自身最高記録である7冠を達成し、音楽家としての才能も開花しています。
音楽活動で大活躍されている2人ですが、過去にはイム・ジフンさんの曲で音楽番組でデュエットしたこともあり、仲のいい親子ぶりがうかがえます。一緒に歌謡番組で歌えるなんて素敵な親子ですよね。
今度は、ヒョンシクさんの手がけた曲をイム・ジフンさんが歌う日がくるかもしれませんね。
続いてご紹介するのは、歌手のパク・ナムジョンさんと、アイドル歌手で女優のパク・シウンさん親子です。
パク・ナムジョンさんは、1988年に歌手としてデビューを果たし、翌年の1989年にリリースした「君を描いて」「愛の不時着」が大ヒットし一躍有名になりました。
その後も歌手として活動している中、1995年に実業家に転向し芸能界から離れますが、9年後の2004年に「2004アゲイン」で突如復帰して話題になりました。
パク・シウンさんは、子役から活動しており、2014年に放送された子供ドラマ「プルートー秘密決死隊」でデビューしました。その後も、「シグナル」や「グッドワイフ~彼女の決断~」など数多くのヒットドラマに出演し、2018年には「SBS演技大賞子役賞」を受賞しています。
そんなパク・シウンさんは、2020年には女性アイドルグループ「STAYC」のメンバーとしてデビューし注目されました。
アイドルとして新たな一歩を踏み出したパク・シウンさんですが、父のパク・ナムジョンさんはバラエティ番組に出演した際「私はシウンにアイドルになってほしくなかった。それは凄く大変な仕事だから」と語っていました。
しかしデビューが決まった日、ステージで輝くパク・シウンさんを見て、感動して涙がこぼれたのだそう。その後は「歌とステージを楽しむ歌手になってほしい」と語っており、現在はとても応援しているそうですよ。
大変な仕事を選ぶ子どもが心配になる気持ちは凄く分かりますよね。今後も素敵な親子関係が続くことでしょう。
最後にご紹介するのは、俳優のイ・ドックァさんと、女優でタレントのイ・ジヒョンさん親子です。
イ・ドックァさんは、1973年の大学在学中にタレントとして芸能界入りし、3年後の1976年に公開されヒットした「本当に本当に忘れないで」への出演をきっかけに人気俳優の仲間入りを果たしました。
現在でも多くの映画やドラマに出演し、ベテラン俳優として活躍しています。
またイ・ドックァさんの父は、1940年代から1960年代の間で、舞台や映画で活躍した、イ・イェチュンさんです。
イ・ジヒョンさんは、2008年に放送された「ミンジャとエジャ」でデビューしました。その後「アテナ」や「奇皇后」など数々のドラマに出演し知名度を上げていきました。
2016年には大学時代からの5歳年上の知人と結婚し、結婚式での親子で撮影した写真が話題になりました。
写真からも仲の良さが伝わる2人ですが、2015年にはドラマ「お父さんをお願い」で親子共演をしています。
今後も共演作品が増えていくといいですよね。
いかがでしたか?
今回は、親子で活躍する韓国芸能人を5組ご紹介しました。
やはり親子ということもあり芸能界の中でも同じジャンルを選び活躍されている方々ばかりでしたね。
日本では珍しいですが、韓国芸能界では親子共演が積極的に行われていますよね。
これから、どんな夢の共演があるのでしょうか。今後のみなさんの活躍を応援したいですね。
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