ドラマ「私の名前はキム・サムスン」で大ブレイクを果たし、日本での知名度も高い女優キム・ソナさん。
多くのドラマに出演し、その演技力が認められているキム・ソナさんですが、過去に様々なトラブルで話題になったことをご存知でしょうか。
今回は、キム・ソナさんが「トラブル続き女優」と呼ばれるようになったその理由を調査しました。
キム・ソナはどんな人?
キム・ソナさんは、1996年に男性化粧品のCMでデビューしました。
大学生の頃に友達の代役としてモデルを務めたことがきっかけで芸能界に入ったという珍しい経歴を持っています。
1998年ドラマ「勝負師」では
主演のソン・スンホンさん演じるチョン・ミンスと同期だった刑事ヤン・ジュヒ役を演じました。
この作品で本格的に女優活動を始め、同年ドラマ「彼女の植木鉢No.1」で初の主演として参加します。
2002年映画「イエスタデイ 沈黙の刻印」から映画界へ活動の幅を広げましたが、
なかなかヒット作には恵まれなかったようです。
しかし、2005年ドラマ「私の名前はキム・サムスン」でぽっちゃりとした容姿にコンプレックスを持つヒロイン キム・サムスン役を演じた事で一躍有名女優へ。
役作りの為に体重を8㎏以上増やして挑んだそうですよ。
最高視聴率は50.5%を記録し、同年に開催されたMBC大賞で最優秀女優賞を含む4つを受賞したことで注目を集めました。
「共感度ナンバー1のヒロイン」として人気を博していましたが、
役作りで体重を増やしたことで対人恐怖症になってしまい苦労したのだとか。
しばらく活動を休止していましたが、2008年ドラマ「ラブ・トレジャー〜夜になればわかること〜」で復帰。
その後も、2009年ドラマ「シティーホール」、
2011年ドラマ「女の香り」、
2012年ドラマ「アイドゥ・アイドゥ〜素敵な靴は恋のはじまり〜」など様々な作品で主演を務めました。
その中でも、2011年ドラマ「女の香り」では癌により余命宣告された女性イ・ヨンジェ役を務め話題となりました。
病気を患っている役柄の為、体重を12㎏減らしたことで「キム・サムスンのぽっちゃりとしたイメージ」とは違う大きく異なるヒロインを演じきり、初代ラブコメの女王という地位を固めました。
2013年映画「ザ・ファイブ−選ばれた復讐者−」の撮影で、目の前で夫と娘を惨殺される役柄に没頭してしまい、うつ病の症状が出て涙が止まらなくなった時期もあったそうです。
キム・ソナさんは役が憑依するタイプのようですね。
2017年ドラマ「品位のある彼女」では、1話から衝撃的なシーンから始まり、主人公以外品位のないキャラクターばかりで面白い作品ですよね。
その中でキム・ソナさんは、キム・ヒソンさんとW主演として出演し、物語の重要人物になるパク・ボジャ役を演じました。
純朴そうに見える彼女から出る冷たい笑い方や、人知れず涙を流す姿まで謎が多いキャラクターに引き込まれた人も多いのではないでしょうか。
キム・ソナを襲ったトラブルとは?
様々なドラマで主演を務めたことでトップ女優となったキム・ソナさん、実はその一方で「トラブル続き女優」と呼ばれることも。
何故そのような異名がついてしまったのでしょうか。
1つ目は、映画の制作会社から巨額の訴訟を起こされるというもの。
2007年映画「木曜日の子供」での撮影が進んでいた中で、制作コストや環境の悪さから監督との折り合いがつかずに降板。
その作品は、主演をキム・ユジンさんに変更し、キャストやスタッフも一新して制作が進められ「セブンデイズ」として公開されました。
しかし、同年にこの会社は、キム・ソナさんに対して10億ウォン(日本円で約1億円)の損害賠償を求め訴訟を起こしました。
制作会社は、「キム・ソナさんが体調不良を理由に撮影をボイコット、演出家を無視して進めることが主演女優としての義務を果たしていなかった」と合計23億6000万ウォン(日本円で約2億4000万円)の損害を被ったと主張。
これに対して、キム・ソナさん側は「制作会社の主張を受け入れることはできない。撮影中断のすべての理由を俳優のせいにする事は無責任である」と争う姿勢を明らかにしました。
裁判ではキム・ソナさんが勝訴しましたが、このトラブルによってキム・ソナさんは約3年間の活動を自粛することになってしまいました。
2つ目のトラブルとして、この裁判期間中に大物歌手ナ・フナさんが突然表舞台から姿を消したことをきっかけに、キム・ソナさんが日本の反社会的人物と恋人関係にあるなどの噂が立ちました。
ナ・フナさんが姿を消した理由として「キム・ソナさんに手を出そうとしたため、恋人関係にある日本の反社会的人物がナ・フナさんの局部を切断するなどの重傷を負わされたから」と囁かれるようになったのです。
この事態がなかなか収束する気配がなかったため、それを見かねたナ・フナさんが会見を開き「根拠がなく、確実でない誤報だ」とコメント。
その他にも、釜山で闘病中だという噂に対して「噂が広まり出した昨年は一度も釜山に行っていない。
欠損していないところを見せなければ信用できないのか」と話すとともに、壇上でズボンを脱ぐ仕草を見せるなどの激高した様子を見せました。
ナ・フナさんは、キム・ソナさんと、同じく疑いの目を向けられていたキム・ヘスさんの実名を挙げて「私のために被害を受けるのは耐えられない。誤報だけは必ず訂正してほしいと強く訴えました。
この期間のキム・ソナさんは、お酒で気を紛らわすことが増えてしまったのだとか。
こんなトラブルに巻き込まれたら精神的に追い詰められてしまいますよね。
3つ目のトラブルはドラマ「赤い月青い太陽」が放送された時に起きました。
制作会社とのトラブルも収まり、再び多くのドラマで活躍していたキム・ソナさんでしたが、主演を務めた2018年ドラマ「赤い月青い太陽」のキム・ソナさんの鼻に過剰なぼかしが入れられていることで話題になりました。
視聴者からは「整形隠し?」というコメントが多く寄せられ、「キム・ソナさんが整形したことでモザイク処理されているのでは」という疑惑が向けられました。
一部では「物語の伏線として意図的につけたのではないか」という意見もありましたが、3話目からぼかしが消えており、制作側のミスという事で結論付けられました。
初のミステリー・スリラーというジャンルのため、キム・ソナさんの新境地として注目を集めましたが、このトラブルによりキム・ソナさんの名誉が傷つけられてしまうという結果に。
そして整形疑惑のトラブルはもう1つあり、無断でキム・ソナさんの写真や名前を使用した整形外科に訴訟を起こしたことも。
某整形外科は、2012年にキム・ソナさんの写真やサインを勝手にブログに掲載するだけでなく、「キム・ソナさんが推薦する釜山の整形外科」や「キム・ソナさんが近いうちにお伺いしたいという連絡をくれた」などのコメントをしていました。
これに対してキム・ソナさんは、本人の同意なく写真や名前を使用し、「嘘の事実を書いた文章で人格権などを侵害した」として1億ウォン(日本円で約1000万円)を賠償するように求めました。
裁判所はキム・ソナさんの主張を認め、整形外科に対して2500万ウォン(日本円で約250万円)の賠償を命令したことで勝訴しました。
実際にキム・ソナさんがこの整形外科を使用したのか、整形したのかについては明らかになっていませんが、このようにトラブルに巻き込まれたことで「トラブル続き女優」という異名がついてしまいました。
トラブルが続いたことでキム・ソナさんは女優を辞めようかとも思い悩んでいたそうですよ。
キム・ソナの現在
2019年ドラマ「シークレット・ブティック」に出演して以来、ドラマの出演がありませんでしたが、
2022年ドラマ「The Empire:法の帝国」で復帰する事が決定しました。
約3年ぶりのカムバック作品でもあり初の検事役ということで、かなり台本を読み込み役作りをしているそうですよ。
放送が楽しみですね。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、キム・ソナさんを襲った数々のトラブルをご紹介しました。
多くのトラブルに巻き込まれてしまいましたが、現在もトップ女優として活躍する姿はとてもかっこいいですよね。
役柄によってガラリと印象を変えるキム・ソナさん。これからも応援していきたいですね。
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