Categories: 韓流

国民的俳優イ・スンジェ氏が永眠!遺言内容と巨額の遺産の行方について

約70年にわたり、韓国映画界を牽引しつづけ、現役最高齢俳優として第一線に立ち続けたイ・スンジェさんが、2025年11月にこの世を去り、韓国社会に深い悲しみをもたらしています。

しかしその直後、明らかにされた遺言書の内容が、韓国中の空気を一変させたと言います。
一体どういうことなのでしょうか。

今回は、イ・スンジェさんのプロフィールや代表作品と、問題の遺言書の内容について迫りたいと思います。

イ・スンジェはどんな人?

イ・スンジェさんは1934年11月16日 現北朝鮮・会寧市に生まれ、2025年11月25日、肺炎により死去しました。享年91歳。

ソウル大学校の哲学科を卒業後、演劇部を再建し、1956年に舞台「地平線の彼方」で俳優デビュー。
以来、100本以上のドラマに出演し、1992年には国会議員としても当選しました。

彼は、時代劇から現代劇まで幅広いジャンルで活躍し、特に、1999年のドラマ「ホジュン 宮廷医官への道」、2001年「商道」、2002年「張禧嬪」、2007年「イ・サン」などの時代劇で知られています。

彼の演技人生は70年以上にわたり、ドラマ175編、映画150編、演劇100編以上に達しました。
このように韓国ドラマ産業の成長期、演劇の黄金期、そしてバラエティやシットコムの全盛期をすべて経験し、牽引してきた存在であっただけに、文化界の大きな支柱を失った喪失感は計り知れず、芸能界や文化界の各所からイ・スンジェさんを悼む声が相次いでいます。

主な代表作品

イ・スンジェさんが出演した人気ドラマの中から、代表作と言えるおすすめの三作品をご紹介します。

一作目は、1999年公開の「ホジュン 宮廷医官への道」です。
朝鮮王朝時代の名医、ホ・ジュンの生涯を描いたドラマ。
貧しい身分の妾の子として生まれ、差別と抑圧を受けながらも医術を学び、宮廷医官として名を馳せました。
本作は、ホ・ジュンが医療と人としての道に導かれる過程を描き、彼の人間としての成長と医師としての成長を同時に描いています。

韓国での最高視聴率は64%を記録し、「宮廷女官チャングムの誓い」や「イ・サン」、「トンイ」などの人気作を制作したイ・ビョンフン監督の作品であり、放送当時は「ホジュンシンドローム」を巻き起こしたと言われるほど人気を博しました。

イ・スンジェさんは本作で、ホ・ジュンの師匠であるユ・ウィテを演じています。
彼に医術の心構えを教える重要なキャラクターで、彼の存在は、ホ・ジュンの成長に大きな影響を与えました。

本作は、ホ・ジュンと彼を取り巻く人々との、深い絆や友情を描いています。
特に、彼が周囲の人々を助けたり、許したりすることで、彼らの改心を促す様子が印象的です。
また、身分や権力に対する執着を描きつつ、真の医者としての道を選ぶホ・ジュンの姿勢が、視聴者に感動を与えます。

更に本作は、ホ・ジュンが医術を通じて人々を救う姿を描くとともに、朝鮮時代の医療や社会の状況も反映しています。

特に、医書「東医宝鑑」の編纂が、物語の重要な要素となっており、韓国医学の集大成としての意義が強調されています。

二作目は、2006年公開の「思いっきりハイキック!」です。
三世代同居一家を舞台に、ぶっとび家族の笑える日常を描いたコメディ。
初回は7%でしたが、面白さがクチコミで広がり、最高視聴率28%まで駆け上がった話題作です。

本作で、イ・スンジェさんは、漢方病院の院長であり、家族たちを始終叱りとばす、へそ曲がりの家長を演じています。

また本作は、笑いの中にも、家族ならではの温かなエピソードを織り交ぜ、時折ホロリとさせられます。
さらに、爆笑エピソードと並行して進む恋物語が秀逸。
離婚した夫婦と同僚教師の三角関係、叔父と担任教師の恋愛を切なく見つめる高校生が絡む恋模様が展開します。怪しいご近所さんと謎の失踪事件というミステリーまで加わる展開に、目が離せません。

三作目は、2007年公開の「イ・サン」です。
朝鮮王朝第22代王・正祖(イ・サン)の波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作です。 最高視聴率39%の大ヒットドラマとなりました。

本作は、史実に基づきながらも、ドラマティックに展開する物語で、時代劇ファンのみならず幅広い層を惹きつけました。
そして主演のイ・ソジンさんは、力強くも繊細な演技で「理想の名君像」を体現しています。
またヒロインを演じた、ハン・ジミンさんの清楚な演技も好評を博しました。

そして、本作でイ・スンジェさんは、イ・サンの祖父を演じ、年老いた国王の苦悩を的確に表現する演技が評価されました。
彼の演技は、イ・サンに王としての哲学や手腕を学ばせる過程を丁寧に描き、視聴者に深い感動を与えています。イ・スンジェさんの名演技は、時代劇の金字塔として名高い「イ・サン」の魅力をさらに高めました。

イ・スンジェの遺言内容は?巨額の遺産は?

韓国芸能界の永遠の国民的俳優として愛され続けたイ・スンジェさんが、91歳でこの世を去ったという訃報は、すでに社会全体を深い悲しみで包んでいますが、その直後に公開された遺言書の内容が、韓国中の空気を一変させることになりました。

名優が残した遺産総額はなんと約1億ドル、しかしその巨額の遺産の分配リストには、長男の名前だけで、誰もが当然含まれていると予想していた妻の名前がどこにも記されていなかったのです。

その瞬間、彼女は静かに顔を覆い言葉にならない嗚咽を漏らしたといいます。
涙をこらえきれず肩を振わせる姿は、現場にいた全員の胸に強烈な衝撃を刻み込みました。
この事実が明らかになった瞬間、報道陣の間にざわめきが広がり、ついには韓国中が騒然となりました。

なぜ妻を排除したのか。長年支えてきた伴侶に一銭も残さないなんてありえない。
何か隠された家族の真実があるのではと、無数の憶測が飛び交ったのです。

イ・スンジェさんは生前、常に俳優としての責務を最優先にし、結果彼の家庭は仕事に奪われ、特に長男との間には埋めがたい距離が生まれていたようです。
友人たちの証言によれば、晩年の彼はしばしば息子に父として何もしてやれなかったと口にし、その罪悪感に胸を締めつけられていたといいます。

だからこそ、1億ドルという巨額の遺産を全て長男に託すという決断は、父としての最後の償いだったと考えるのが自然でしょう。
従って、妻が遺言読み上げの場で涙を流し続けたのは、自分が除外されたからではなく、彼女が夫の胸の奥に長年沈んでいた痛みと後悔、そして最後にたどり着いた答えを誰よりも理解していたからだと言えます。

さらに驚くべきことは、この巨額の遺産の大半が演技による収入ではなく、1970年代から1980年代に購入した不動産から生み出されたものであることです。
当時の彼は有名でありながら贅沢をすることはなく、むしろ未来の家族のために資産形成を続けていたといいます。

しかし、相続問題を巡る議論が拡大すればするほど、国民の心には別の感情が広がっていきました。
それは喪失と感謝です。
イ・スンジェさんは、70年という長い年月を韓国のドラマや映画、演劇を支える柱として生きてきたため、その存在は、時に父親のように温かく、時に賢者のように頼もしく国民の心に深く刻まれていました。

だからこそ遺言書の衝撃的な内容を超えて、多くの人々が声を揃えて「先生の演技に人生を支えられました。あなたは私たちの誇りです。」と言って憚らないのです。

1億ドルの遺産よりも重く、そして永遠に消えない心の遺産。
それこそが、イ・スンジェさんが本当に残したものなのでしょう。
妻の名前が遺言から消えていたという事実は、確かに衝撃的ですが、その裏にあるのは、結婚生活の破綻でも裏切りでもなく、老いた父が最後に見つけた1つの答えだったのではないでしょうか。

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか。

イ・スンジェさんが、約70年にわたり演じ続けた多様なキャラクターや、彼が築き上げた俳優としての地位と哲学は、韓国ドラマ史における巨大な遺産といえます。

彼の逝去により、韓国エンターテイメント界には埋めがたい空白が生じましたが、彼が残した数々の名作と、後輩たちに伝えた教えは今後も永遠に語り継がれていくでしょう。

 

 

 

 

 

 

あなたのドラちゃん

Recent Posts

年齢や身長も…サバ読みをしていた韓国芸能人5

韓国芸能界では、身長や年齢を公…

1日 ago

衝撃!世間を驚かせたお騒がせ韓国芸能人5選

人気の浮き沈みが激しい芸能界で…

2日 ago

【追悼】2025年に帰らぬ人となった韓国芸能人10選

2025年もまた、韓国芸能界の…

1週間 ago

【2026年1月スタート】BS・WOWOWで配信開始の韓国ドラマ

今では韓国ドラマを見るのに、N…

1週間 ago

笑えること間違いなし!おすすめの韓国コメディドラマ8選

韓国ドラマと言えば、緻密なスト…

2週間 ago