2021年東京オリンピックで「金メダルにもっとも近い男」と期待をされ、大注目のバトミントン選手・桃田賢斗さん。
不祥事や女性スキャンダル、交通事故を乗り越えて活躍し、世界のバドミントン界をリードする桃田さんについて、経歴や学歴、家族構成をまとめながら、どんな方なのか調べてみました。
合わせて読みたい
名前:桃田 賢斗(ももた けんと)
生年月日:1994年9月1日
年齢:30歳
出身地:香川県三豊市
身長:175㎝
血液型:A型
種目:バドミントン シングルス
所属:NTT東日本
Twitter:https://twitter.com/momota_kento
Instagram:https://www.instagram.com/momota_kento/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCwf8veewSudlOdWZpodYuXg
バドミントンでの実績はもちろんのこと、爽やかで端正な顔立ちで多くのファンがいる桃田選手ですが、ネットで調べていくと「不祥事」「謹慎」「事故」など、少しマイナスなキーワードも出てきます。
一体どのようなことがあったのか、まとめてみました。
2016年4月、桃田選手は同じNTT東日本に所属する先輩である田児賢一選手らと東京都の違法カジノ店に出入りしていたと報道がされました。
NTT東日本によると、田児選手は2014年10月~2015年3月に東京都墨田区の違法カジノ店で10回ほど行き、遊んだとのことです。桃田選手は、田児選手の紹介で、6回賭博行為を行ったそうです。
その後、違法カジノを誘った田児選手は解雇、桃田選手は日本代表選手指定を外され無期限の競技会出場停止処分が下りました。日本代表の強化指定から外れ、世界ランクは抹消、みずからが冒した過ちでリオデジャネイロ五輪出場を逃してしまいます。
さらに、違法カジノの不祥事だけでなく、同時期に週刊新潮に桃田選手とスナックママとのキス写真が報道されてしまいます。
東京都墨田区のスナックで20代のスナックママとキスをする姿や、スナックママが桃田選手に馬乗りになる姿、スナックママの服が乱れている写真が掲載され、衝撃が流れました。
この写真は自体は2014年に撮影されたもので、当時桃田選手は20歳でした。2年前の写真がなぜこのタイミングで流出したのかというのを考えると、桃田さんは仕組まれていた可能性があるという説もあります。
というのも、桃田選手とスナックママとの写真が、違法カジノの件が発覚するきっかけとなったそうです。
この写真の買い取りを迫るような連絡が桃田選手に入り、対応に困った桃田選手が関係者に相談した結果、違法カジノ店への出入りが発覚したそうです。
何でも裏社会と関わりのある人物からの脅迫の連絡だったようで、最初から仕組まれていたのかも知れません。
2018年5月に行われた日本代表強化合宿中に日本女子バドミントンの福島由紀選手と2人きりで部屋で密会していたという報道もありました。
発覚のきっかけは、抜き打ちドーピング検査の時に起こります。
合宿中に選手は、抜き打ちでドーピング検査が行われます。この検査は、確実に対象の選手がいる場所と時間を選び、予告なしで行われるそうです。抜き打ちが福島選手の時に、2人が密会しているのが発覚してしまいました。
早朝に福島選手の部屋を訪ねて検査を行おうとしたら福島選手は部屋にはおらず、捜したところ、防犯カメラに桃田選手の部屋から出てくる福島選手が映っていたのです。
NTT東日本は「福島選手と自室で話していたことで注意を受けたことは確かです。桃田選手も誤解を招く行動で迷惑をかけたことを反省しています。」とコメントを出しました。
独身のお二人なので密会することは違法でもありませんが、賭博のこともあったので、あまり良い印象ではありませんでした。
桃田選手は、香川県三豊(みとよ)市の出身で、小さな山や丘に囲まれた平野にあり、のどかな町で育ちました。
桃田賢斗選手のお父さんは桃田信弘さんといい、三豊市三野町にある『ミツノ鉄工株式会社』の専務取締役をされています。信弘さんは、バドミントンの競技経験がありませんでしたが、バドミントンの指導書を読み、独学で指導するようになります。
そして、駐車場にコートと同じ大きさのラインを引き、自宅で練習を出来るようにしたり、ネットに見立てたゴムを張り、ラケットさばきを練習したりと熱心だったそうです。
賢斗という名前はお父さんが、スーパーマンの主人公クラーク・ケントにちなみ「世界で一番強い人になれるように」という意味を込めて名付けました。
その名の通り世界ランク1位となった桃田選手の姿が、何よりの親孝行ですね。
桃田選手のお母さんの名前は、桃田美千代さんと言います。
桃田選手は中学の進路を選択する時に、福島県へバドミントン留学することになりますが、この事で両親は悩み、夫婦喧嘩もしたそうです。
お姉さんめい子さんと言い、桃田選手より3歳年上です。
お姉さんが所属していた「三豊ジュニア」のコーチに誘われた事がきっかけでバトミントンを始めたので、お姉さんがきっかけと言っても過言ではないですね。
お姉さんはすでに結婚してお子さんが2人いるそうなので、姪っ子または甥っ子がいることになります。
桃田選手は2021年東京オリンピックの金メダル候補と言われるだけに、輝かしい経歴を持っています。
三豊市立吉津小学校1年生の時に、お姉さんが所属していた三豊ジュニアのコーチに誘われたことをきっかけに、バドミントンを始めますが、バドミントンを始めると、小学校6年生の時には、全国小学生選手権シングルスで優勝をします。
中学は実家を離れ、バドミントンの名門である、福島県にある富岡町立富岡第一中学校へ進学をし、中学3年生時の2009年、全国中学校バドミントン大会で優勝!
全日本ジュニアバドミントン選手権大会でベスト4に入り、男子選手としては史上初めて、中学生で全日本総合選手権の予選に出場するという快挙をとげます。
高校は、福島県立富岡高等学校という、バトミントンの名門学校へ進学します。(現在は閉校)
高校でも桃田選手は大活躍し、インターハイは、2011年にダブルスで優勝し、2012年にはシングルスで優勝しています。
国際大会では2012年、アジアユース選手権男子シングルスで金メダルを獲得し、団体戦との2冠を達成。
世界ジュニア選手権では個人戦男子シングルスで優勝し、日本勢で初めてジュニア世界一に輝きました。
その後、高校卒業までにオーストリアで開催された国際大会などで優勝し、世界ランキングは50位となります。
2013年にNTT東日本に入社し、2014年にはトマス杯といわれる団体世界選手権で金メダルに輝いたり、2015年、BWFスーパーシリーズの男子シングルスで日本人初優勝を達成、その後同シリーズで優勝2回、全英オープン優勝、世界バドミントン選手権優勝2回と好成績を収め続けます。
しかし、2016年に転機が訪れました。前述の通り、違法賭博により、桃田選手は無期限の競技会出場停止処分となるのです。
約1年ほど試合ができなかった桃田選手は、復帰戦となった日本ランキングサーキット大会に出場して優勝を飾ると、涙を流しました。スキャンダルが続いたことでバッシングもあった中、プレッシャーもかなりのものだったと思います。
そして見事、2018年に日本男子史上初となる男子シングルスの世界ランキング1位に輝きます。
2020年1月12日マレーシア・マスターズで優勝を果たした翌日に事故は起こります。
クアラルンプール国際空港へ桃田選手がワゴン車で移動中、交通事故に遭います。高速道路で前を行くタンクローリーに正面から追突し、ワゴン車の前方が潰れ、なんと運転手は亡くなってしまいました。
2列目に乗っていた桃田選手とトレーナーの森本哲史さん、3列目に乗っていたコーチと技術スタッフの4人は、骨折や裂傷、打撲を負うなどして病院に運ばれます。
桃田選手は命に別状はないものの、右眼窩(がんか)底骨折の手術を受け、一時期は二重にものが見えたりしていたそうで選手生命に心配の声も上がりましたが、ケガは完治し、2020年12月の全日本選手権で復帰、この大会でも優勝し、カムバックしました。
今回は桃田選手の経歴や家族構成について調べてみました。
違法賭博や交通事故など様々な苦難もありましたが、心が折れることなく、世界一の選手となり、2021年の東京オリンピックに出場が決まっています。
桃田選手を知ることで、今夏の東京オリンピックがより楽しみになりそうですね。
合わせて読みたい