韓国の芸能界では「子役が大人になると大成しない」と言われていることをご存じでしょうか。
そんなジンクスを見事打ち破り、現在も第一線で活躍している女優のムン・グニョンさん。
今回は、子役出身のムン・グニョンさんが過去に緊急手術を受けた病気の真相と熱愛についてと現在の様子をご紹介したいと思います。
ムン・グニョンさんは、1987年5月6日生まれ、国光州広域市出身の子役出身の女優です。
1999年、12歳の時に映画「On The Way」でスクリーンデビューし、1年後の2000年に、最高視聴率42%を記録する大ヒットとなったドラマ「秋の童話」に子役として出演を果たします。ドラマ内ではソン・ヘギョさんの少女時代を演じ、高い演技力とかわいらしいルックスで話題となり一気に人気子役の仲間入りをしました。
その後も、「明成皇后」や「人生は美しい」など数々のドラマに出演し、2005年映画「ダンサーの純情」ではその演技が評価され、第42回大鐘賞 人気賞第29回黄金撮影賞 最優秀女優賞を受賞し話題になりました。
子役から大活躍しているムン・グニョンさん。実は、匿名でチャリティーの寄付を行っていたことで話題になりました。社会福祉共同募金会が明らかにしたのは、5年間ムン・グニョンさんから非公開で8億5000万ウォン(約5700万円)の寄付を受けてきたということです。
2008年、当時ムン・グニョンさんは21歳という若さでした。
本人は非公開をしていたので、単なる好感度を狙ったとかではなさそうですよね。このムン・グニョンさんの行動に「さすが国民の妹だ!」と賞賛する声が多かったのだとか。
その後も、小児がん・白血病治療や、図書館設立費用など数々の寄付をしており、彼女の慈善活動にも注目が集まっています。
童顔で愛らしいルックスで「国民の妹」として人気を集めたムン・グニョンさん。
これまでどんな熱愛があったのでしょうか。
2013年、俳優のキム・ボムさんとの熱愛が報じられました。
記事にはヨーロッパ旅行を楽しむ2人が掲載され話題になりました。
熱愛のお相手のキム・ボムさんは、2006年のオーディションをきっかけにデビュー。
デビューから2年後の2008年ドラマ「エデンの東」では、主演ソン・スンホンさんの少年時代を見事に演じ切り、百想芸術大賞TV部門で男性新人演技賞にノミネートされ注目を集めます。
その後も数々のドラマや映画、CMなどで活躍し売れっ子俳優となりました。
そんな2人の出会いは2013年ドラマ「火の女神ジョンイ」での共演がきっかけだと言われています。
ドラマは16世紀後期、李氏朝鮮時代が舞台となっています。ムン・グニョンさんは、養父ウルタムの死の謎を突き止め、無実を証明するために男装して忍び込む分院の工抄軍、主人公のユ・ジョンを演じました。
キム・ボムさんは、そんなユ・ジョンを兄のように見守り、密かに思いを寄せるキム・デトを演じています。
物語では結ばれない2人でしたが、共演をきっかけに撮影中からお互いに好意を持つようになり、交際へ発展したそうです。また記事が出た際、お互いに堂々と熱愛を認めた姿に好印象を与えましたよね。
しかし、交際発覚から7か月で破局することに。
世間から注目されていたカップルの別れは、ドラマファンをはじめ、がっかりした人が多かったのだとか。
破局原因は明らかにはされていませんが、売れっ子同士の交際という事もあり、2人の時間があまり作れずすれ違いが多かったのかもしれませんね。
別れた後、ムン・グニョンさんの所属事務所は「本人に確認して別れたことを認めた。今後も仕事仲間としていい関係を維持していきたい」と発表し、恋人同士ではなくなったものの役者同士共に頑張っていく姿勢を見せました。2020年現在もお互い結婚はしておらず、仕事に専念しているようです。
女優として、大活躍のムン・グニョンさん。
実は、過去に緊急手術を受ける病気を患ったことがあります。
2017年2月、ムン・グニョンさんが突然の右腕の痛みを訴え病院へ行ったところ「急性コンパートメント症候群」の診断を受けました。
あまり聞きなじみのない病名ですよね。
この病気は、筋肉や神経組織への血流が一定水準以下に減少したときに発生するそうです。腕や脚の筋肉、血管などの集まりを「コンパートメント」と呼ばれ、緊急を要する疾患とされ分類されています。
原因は、骨折や筋肉の激しい打撲などから起こる場合が多いようです。
医療界では、緊急手術が必要だと言われるほど激痛を伴う病で絶対安静が必要となります。
実はこの時、ムン・グニョンさんは数日後に舞台「ロミオとジュリエット」に出演予定でしたが、やむを得ず出演を辞退することとなりました。
出演を楽しみにしていたファンからはがっかりする声もありましたが、ムン・グニョンさんを心配する声が多くあがりました。病気発覚後、緊急入院し4度の手術を受けましたが、術後の経過は良く、入院から約1か月後に無事退院しました。
退院後、所属事務所は「ムン・グニョンは元気だ」というメッセージとともに、ムン・グニョンさんの元気な様子の写真をInstagramにアップしています。今現在も完治はしていませんが快方に向かっており、引き続き通院治療を受け芸能界に復帰しています。
緊急手術後、治療に専念していたムン・グニョンさん。
2019年に「幽霊を捕まえろ」でドラマ復帰を果たしました。
このドラマは地下鉄が舞台となっており、犯罪捜査とラブコメが合わさった物語となっています。
ムン・グニョンさんは行方不明になった妹ユジンを探す、空間認識能力を持つ新米刑事ユリョンを演じました。
4年ぶりのドラマ復帰となった作品でアクション演技にも挑戦し、ファンを驚かせましたよね。このドラマは、日本でも2020年に放送される人気作品となっています。
女優として活躍するムン・グニョンさんですが、最近、映画監督デビューした事で話題になりました。
2022年7月に行われた第26回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭で、ムン・グニョンさんが演出を手がけた短編作品が3本上映されました。
短編映画には、ムン・グニョンさんが出演しているシーンもあり観客を湧かせました。
司会者に映画監督の仕事について聞かれると「演技と異なり演出は、1人でスピーディーに判断しなければならなかった。監督は本当に寂しい作業だと感じたが自由でもあった」と監督の大変さを語りました。
また、この作品を見たシン・スウォン監督は「こんな才能をこれまで隠していたとは驚きだ。俳優の顔と体だけで表現する演出が印象的」だとし、「25秒の水中シーンを見て、ムン・グニョンさんはとてもストイックだと思った」と感想を伝えました。
シン・スウォン監督は、2017年にムン・グニョンさん主演「ガラスの庭園」で演出を手掛けました。
病状も落ち着いてきているようですので、通院治療を続けながら体を第一優先に頑張ってほしいですね。
いかがでしたか?
今回は、韓国で子役から活躍している女優ムン・グニョンさんについてご紹介しました。
突然の病気に見舞われ緊急手術。無事女優として復帰される姿に勇気をもらいましたよね。
また女優業だけではなく、映画監督や慈善活動を積極的に行い寄付を続ける姿は世間からも注目を集めています。
現在は大人の女性となり、子役時代とはまた違った魅力で人気のムン・グニョンさん。
いつか日本のドラマやCMでお目にかかれる日がくるかもしれませんね。これからの活躍を応援していきましょう。
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