1994年9月17日生まれ韓国光州広域市出身のナ・イヌさんは、JYPエンターテインメントの練習生を経て2013年にミュージカルでデビューした俳優です。
当初はナ・ジョンチャンという本名で活動していましたが、2019年からナ・イヌという芸名で活動しています。
現在はテレビドラマを中心に活動中で、ドラマデビュー当初は「輝くか、狂うか」「シンデレラと4人の騎士」「サンガプ屋台」などの作品に脇役として出演していました。
そんな中、2020年の人気ドラマ「哲仁王后(チョルインワンフ)〜俺がクイーン!?」に出演したナ・イヌさんは、
シン・ヘソンさん演じるヒロイン・ソヨンに想いを寄せ、王・哲宗(チョルジョン)をライバル視するビョンイン役を演じたことで注目されることとなります。
そして2021年には、ある問題により降板となったジスさんの代役として「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」に出演し、キム・ソヒョンさん演じる主人公ピョンガンの相手役オンダル役を演じます。
この作品でKBS演技大賞新人俳優賞とベストカップル賞を受賞し一気に人気俳優の仲間入りを果たします!
以降は、ドラマ「彼女のバケットリスト」「ジンクスの恋人」「ずっとあなたを待っていました」や、映画「同感 時が交差する初恋」など出演作が続き、2022年からは人気バラエティ番組「1泊2日」にも出演するなど、年々活躍の幅を広げていきます。
そして現在は、パク・ミニョンさんと共演した最新作「私の夫と結婚して」が世界中で大ヒットしたことで、ナ・イヌさんも大ブレイク中で、その人気はこれまで以上のものとなっています!
このように2020年以降目まぐるしい活躍が続くナ・イヌさんですが、出演作の中でも特におすすめな作品をいくつか紹介したいと思います。
最初に紹介するのは、2020年に放送されナ・イヌさんが注目されるきっかけとなった作品「哲仁王后」です。
このドラマは、シン・ヘソンさんとキム・ジョンヒョンさんが主演を務めた大ヒットフュージョン時代劇です。
そのストーリーは、19世紀朝鮮時代の王妃の体に、現代のシェフの魂が入り込んでしまったことによるドタバタ模様を描いたコメディで、ナ・イヌさんは政権を掌握した権力者の養子ビョンイン役を演じています。
王妃ソヨンとはいとこの間柄で、彼女に片想いしているビョンインは王・哲宗を敵対視しています。しかし、一族がソヨンの命を狙ったと知ると、自身の危険を顧みず彼女を守ろうと奔走します。
このように韓国時代劇定番の権利闘争や、ロマンスが盛り込まれた作品なんですが、他の作品と違うのは王妃に別人の魂が入っており、それが男だということ!
現代で大統領の料理長を務めているチャン・ボンファンは、身に覚えのない罪を着せられ警察から逃げている途中で高所から落下してしまい、気が付くと朝鮮時代の王妃となっていたんです。
王妃の性格が突如様変わりするのも面白いのですが、実は中身が女たらしの男なので更におかしなキャラクターになるんですよね。
結果として男3人の奇妙な三角関係になり、これにより権力闘争とは思えないコミカルさが魅力の見やすいドラマです!
このドラマで見せたソヨンに対する献身ぶりによりナ・イヌさんは人気を博しました。
2021年に放送されたドラマ「王女ピョンガン」は、キム・ソヒョンさんやカン・ハヌルさんといった人気俳優が出演する高句麗を舞台とした大型時代劇です。
先ほども説明したように、元々の出演者であったジヌさんが、過去の自分イジメ疑惑により途中降板した為、その代役としてナ・イヌさんが急遽初主演を務めることとなります。
ナ・イヌさんが演じたオンダル将軍は、記憶を失くした王女ピョンガンと運命の再会を果たし、彼女を守るために戦います。
そのストーリーは、約1500年の高句麗を舞台とした王女と将軍のロマンスであり、部族間の権力闘争とアクションが堪能できる作品です。
武闘派の王女というキャラクターも珍しいのですが、そんな王女役としてアクションに初挑戦したキム・ソヒョンさんの演技も見どころで、いきなり代役として主演に抜擢されながらも絶賛されたナ・イヌさんも必見です!
展開や設定は韓国時代劇の王道を踏襲しているものの、アクション性が強く迫力満点なシーンが多いのも本作ならではの魅力の1つです。
急遽合流したのに即席カップルとは思えないキム・ソヒョンさんとナ・イヌさんの相性も良く、舞台が高句麗なこともあり、朝鮮時代が舞台の韓国時代劇に飽きてきた人にとっては新鮮に感じるところも多い作品かもしれません。
2024年に放送されたばかりのドラマ「私の夫と結婚して」は、パク・ミニョンさんと共演した人生やり直し系復讐ロマンスです。
過去にタイムスリップして未来を変えようと奔走したり、同じ時間を何度も繰り返すタイムリープものなど、もはやこの手のジャンルは韓国ドラマでも定番となりましたが、本作の場合は自身が不倫夫と最悪な親友から殺されるという未来を変えるために過去に戻り、夫とは結婚しない二度目の人生をやり直すというストーリーです。
パク・ミニョンさんががん患者の役になりきるため、壮絶なダイエットに挑んだ作品としても話題となりましたが、そんな不幸すぎるヒロインを影から見守る完璧王子様を演じているのがナ・イヌさんです。
このドラマでも「哲仁王后」と同様な見守り系男子を演じたナ・イヌさんは、ヒロインと同様に最初は地味な印象で登場しますが、2人共大変身し華やかなファッションと見た目になるのが見どころの1つで、この見た目の変化と夫や親友相手にちゃんとやり返す展開にスカッとさせられます。
本作には韓国ドラマ定番の不倫、病気、復讐といったドロドロとした要素があり、ヒロインの身に降りかかる災難も最悪なものなんですが、悪役夫がマヌケで笑えたり、ナ・イヌさんと財閥御曹司と妹の掛け合いが微笑ましいなど、暗いばかりでないのも特徴です。
それでいて、未来を変えようと行動しながらも結局回避できないという焦れったい展開もあり、未来を知っていても運命は変えられないのか?とヤキモキさせられながら、この後どう展開していくのかワクワクさせられるドラマでもあります!
現時点でのナ・イヌさんの最新作であると共に、すでに代表作となったドラマです!!
ドラマ「私の夫と結婚して」の大ヒットにより人気沸騰中のナ・イヌさんですが、これまで恋愛報道が出たことはありません。
2020年よりいくつもの作品に出演し続けているナ・イヌさんは恋愛する暇も無いようで、人気俳優としては珍しく共演者との熱愛説も浮上していないんです。
しかし、「私の夫と結婚して」の現場ではマンネ(末っ子)だったナ・イヌさんが、パク・ミニョンさんを精神的に支えていた様子がインタビューなどで窺え、2人の熱愛説が浮上しても不思議ではありません。
1994年9月17日生まれのナ・イヌさんは、2024年3月の時点で兵役予定は未定となっています。
これまでは満20歳から28歳の誕生日を迎えるまでに服務を開始しなければとされていたため、本当ならばナ・イヌさんも兵役しているはずなんです。
しかし、“BTS兵役法”と呼ばれ話題となった兵役法改正が2020年12月に可決されたため、特定のポップスターたちの入隊が満28歳から満30歳まで延期できるようになったんです。
ということは2024年に満30歳となるナ・イヌさんは、怪我や病気といった特別な理由がない限りは2024年中に兵役の可能性が高いですね!
いかがでしたか?
現在のナ・イヌさんは“見守り系男子”キャラが人気という印象がありますが、これまでは2番手になることがほとんどだった見守り系男子が主人公に躍り出たのはナ・イヌさんの魅力ありきなのかもしれませんね!