芸能人は、スクリーンを通して見るイメージと、実際のイメージが違うことがあります。さわやかで優しそうに見えた芸能人が、実際は性格があまり良くないという噂があったり、劇中で悪役を演じ、怖そうに見える芸能人が、実際には親切で性格が良いことで有名な場合もよくあります。
今回はその中でも、人柄がいいことで有名な韓国芸能人の心温まる美談をご紹介しようと思います。
カン・ハヌル
最初にご紹介するのは、「ミュージカル界のアイドル」として人気を博した実力派俳優カン・ハヌルさんです。1990年2月21日 プサン広域市生まれの35歳(2025年現在)。
2006年、ミュージカル「天上の時計」のオーディションに合格し、俳優デビューを果たすと、数々のミュージカル公演を数百回と経験し、ミュージカルのアイドルと呼ばれ人気を博しました。
テレビドラマでも、2012年の「花ざかりの君たちへ」や、2013年「相続者たち」といった学園ドラマに出演したことで広く知られるようになり、2014年、韓国で社会現象を呼んだドラマ「ミセン-未生-」では、エリート意識の高いチャン・ベッキ役を演じブレイクを果たします。
そして2019年、除隊後初の復帰作として出演したドラマ「椿の花咲く頃」で、コン・ヒョジンさんと主演を務め、百想芸術大賞・男性最優秀演技賞を受賞しました。
そんなカン・ハヌルさんは、「美談製造機」と呼ばれるほど、美談が多いことで有名な俳優です。例えば撮影現場では、常に周りに気を配り、60人以上いるスタッフ全員の名前を覚えていたそうです。
またエアコンを買うためにアルバイトしていたスタッフを見つけて、それをプレゼントしたというエピソードもあります。
更に、売れっ子になった後も、御両親の経営する麺料理店で、前掛けをつけて働く姿が目撃されたりと、美談はつきません。
パク・ボゴム
続いてご紹介するのは、明るい笑顔が魅力で、話題作に相次ぎ出演する俳優パク・ボゴムさんです。
1993年6月16日 ソウル特別市生まれの32歳(2025年現在)。
2011年の映画「ブラインド」で俳優デビューすると、2014年のドラマ「のだめカンタービレ」で、天才チェリストを演じたり、また2015年の「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」に出演しブレイクを果たしました。
この頃は、「国民の弟」と呼ばれます。
そして2016年、主演ドラマ「雲が描いた月明り」が、最高視聴率25%を記録し大ヒット。
実力を認められると共に、CM起用社数もトップになるなど、スターの座に上り詰めます。
そんな彼の異名を「国民の彼氏」にした作品が、2018年のドラマ「ボーイフレンド」。
このドラマで、ソン・ヘギョさんとカップル役を演じたことが、爆発的大反響を呼びました。
182cmの長身に小さな顔。整った容姿にはどこか幼さ・可愛らしさがあり、そこが幅広い世代の人々を惹きつける最大の魅力です。
爽やかで清潔な印象が強く、話し方や物腰の柔らかさからも誠実さが伝わってきます。
そんなパク・ボゴムさんも、「美談自販機」と言っても過言ではないほど、善行の話題が多い俳優です。
例えば、出世作となった「応答せよ1988」出演の際、悪口を言うシーンがぎこちなく、悪口を台本で学んだといわれたそうです。
また、記者と名刺交換する際に、「パステルカラーで素敵な名刺ですね」と、感想を添えて挨拶したりと、ちょっとした言動やしぐさにも性格の良さが現れています。
その他にも、2020年の入隊直前まで数年に渡り、保育園を訪れて子どもたちと交流を図っていたことが明らかになりましたが、除隊後もすぐさま保育園に足を運び、ボランティア活動に励んだと言います。
ヒョンビン
三番目にご紹介するのは、ラブコメのヒーローから北朝鮮軍人まで幅広くこなし、メガヒット作を次々に生み出す長身イケメン俳優、ヒョンビンさんです。
1982年9月25日 ソウル特別市生まれの43歳(2025年現在)。
10年間水泳選手として活躍してきたスポーツマンで、2003年のドラマ「ボディーガード」にチョイ役で出演しただけで、視聴者から「誰?」という問い合わせが殺到し、異例の新人と評価されました。
2003年のデビュー後、翌年のドラマ「アイルランド」では、MBC演技大賞・男性新人賞を受賞。また最高視聴率50%を記録した、2005年のドラマ「私の名前はキム・サムスン」では、MBC演技大賞・男性最優秀演技賞に輝き、日本での韓流ブームにのり一躍韓流トップスターになりました。
その後、2010年のドラマ「シークレットガーデン」の直後に、人気絶頂の中で入隊しましたが、最も訓練が厳しく選ばれた者しか入れない海兵隊に自ら志願しています。
そこで、模範的な軍務により国防部長官表彰と海兵隊司令官表彰を受賞しています。
まるで演技をするために生まれてきたような、その並々ならぬ情熱と、演技のために惜しみなく注がれる努力が、どの作品を通しても観ている私たちにしっかりと伝わってくる俳優です。
そんなヒョンビンさんは、謙虚で礼儀正しいことで知られています。
例えば、ドラマ「シークレットガーデン」で共演したパク・ジュングムさんが、「とても礼儀正しくマナーも備わっている」と、バラエティ番組で大絶賛したことが話題になりました。
なんと撮影当時、共演が決まったパク・ジュングムさんの家まで、御挨拶にうかがったのだそうです。
またイ・シオンさんが、同僚の母親の葬儀に行ったとき、弔慰金を忘れて困っていると、友人のヒョンビンさんが、「これで行って来いよ」と封筒を差し出してくれたと、バラエティ番組で披露しています。
若い時にブレイクしましたが、天狗にならず誰にでも丁寧に接する姿は素敵ですね。
ラビ
最後にご紹介するのは、「VIXX」の元メンバーで、ラッパー、シンガーソングライター、プロデューサーとしても活躍するラビさんです。
1993年2月15日 ソウル特別市生まれの32歳(2025年現在)。
クリス・ブラウンの音楽に出会って衝撃を受け、歌手になる夢を抱いたラビさんは、2012年に「VIXX」のメンバーとしてデビューし、メインラッパーを担当します。
また、2015年「VIXX LR」としてもデビューを果たしています。
そして、2017年に待望のソロデビューを果たすと、2019年に自身のヒップホップレーベル「GROOVL1N」を設立して独立。
ラッパーとしての才能だけでなく、作詞・作曲の才能も持ち合わせ、「VIXX」のほぼ全曲の作詞・作曲を手掛けており、他アーティストへの楽曲提供も精力的に行いました。
その後、2023年、グループ「VIXX」からの脱退を発表。
同年、てんかんを偽装して兵役を回避した兵役法違反などの罪で、懲役1年、執行猶予2年、社会奉仕120時間の判決が言い渡されています。
そんなラビさんに関するコミュニティの書き込みによると、ある大学生カップルが、電動キックボードに乗っていて、駐車していたポルシェにぶつかってしまったそうです。
そして、車の持ち主に連絡し請求費用について尋ねると、「こんにちは。大きなけがはなかったですか。車がへこんでびっくりしましたよね。意図せず起こったことだから、費用は心配しないでください」と返信があったそうです。
この車の持ち主が、ラビさんだったことがわかりましたが、この車両は韓国で2億ウォンで販売されているもので、大きな費用がかかる筈なのに、クールに費用請求しなかった姿が素敵ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は性格が良いといわれる韓国芸能人4人をご紹介しました。
どのエピソードも素敵で、是非見習いたいものばかりです。
これからもたくさんの美談を生み出しながら、活躍されるのが楽しみですね。
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