2011年、アイドルグループAKB48の公式ライバルとして結成された乃木坂46。
結成当時は人気も知名度もなく辛い思いを経験しましたが、今や人気アイドルグループの仲間入りを果たしました。
また乃木坂46が世に浸透する大きなきっかけとなった冠番組では、司会のバナナマンとともにさまざまなトークや企画にチャレンジし、メンバーの新たな一面が垣間見れるため人気を集めました。
番組内で特に人気の高かったコーナーが「選抜メンバー発表」の回です。
シングル曲の選抜メンバーとフォーメーションを発表する企画で、普段は和気あいあいと楽しむメンバー達も皆がライバルとなり、緊張感が画面越しにも伝わってきました。ファンにとっては、推しのメンバーが選抜入りするか手に汗握る思いで見ていたのではないでしょうか。
今回は、運営に嫌われて選抜入りを逃してしまった疑惑があるメンバー6名をご紹介します。
まずはじめにご紹介するのは、和田まあやさんです。
和田さんは2011年に行われた乃木坂1期生オーディションに合格しメンバー入りを果たしました。
オーディションの時には暫定選抜メンバーに選ばれ、運営陣からも期待されるメンバーの1人として注目されていました。
しかしデビュー後はなかなか選抜に入ることがなく、結成から3年後の8枚目のシングル「気づいたら片思い」が初めての選抜入りになります。その後は勢いのある3期生、4期生のメンバーに超され悔しい思いを経験します。
その後、初選抜から6年後の25枚目のシングル「しあわせの保護色」で初めての福神入りを果たしました。発表時にはライバルである他のメンバーからも祝福され、和田さんがいかに皆から愛されている存在かがうかがえる瞬間でした。
地道にアイドル活動を重ねていた和田さんでしたが、あまり人気はでず選抜入りも少なかったようです。理由は何だったのでしょうか。
まず1つ目は、マイペースすぎる性格です。
アイドルといえばキラキラした世界に感じるかもしれませんが、実際は同じグループに所属していても誰もがセンターを目指し選抜入りを目指す厳しい世界です。
そんな中で和田さんのおっとりとした性格は他のメンバーに比べて「売れたい!センターで踊りたい!」という熱意が弱かったのではないかと言われています。
2つ目は、スキャンダルです。
実際は和田さん本人がスキャンダルを起こしたのではなく、当時乃木坂46に所属していた川村真洋さんが彼氏と一緒にいたところにたまたま居合わせたところを週刊誌に撮られ、印象を悪くしてしまったのでしょう。
これらの理由から運営陣やファンから推されなかったのです。
しかし、和田さんの愛嬌でメンバーからも愛される存在となり、冠番組では明るいおバカキャラとしての魅力を発揮し盛り上げ役として活躍しました。
そんな和田さんは、2022年10月に乃木坂46を卒業しています。
今後の活動については言及していませんが、引退するとも語っていないのでこれからも芸能界で活躍していってほしいですね。
続いてご紹介するのは、山崎怜奈さんです。
山崎さんは2013年に行われた乃木坂2期生オーディションに合格し15歳でメンバー入りを果たします。
山崎さんの両親がオーディションに応募し、本人は全くアイドルに興味がない国公立大学を目指す秀才だったようです。
加入してから約2年が経った2015年2月、西武ドームで行われた「乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE」にて研究生から正規メンバーに昇格することが発表されました。
今後の活動に注目が集まっていた山崎さんでしたが、同年6月に活動休止を発表します。
学業に約1年間専念し慶應義塾大学に見事合格。進学後にアイドル活動も再開し、2020年に慶応義塾大学を卒業しました。「東大王」など数多くのクイズ番組で活躍していますよね。
アイドルきっての才女として活躍していた山崎さんですが、実は運営からあまり推されているメンバーではなく、アンチファンも多くいることでも知られています。
まず1つ目の理由は「ビジネス臭がする」です。
山崎さんは選抜入りの経験が無く、アンダーでの活動が目立っていました。
その一方で、クイズ番組やニュース番組でコメンテーターとして出演することが多く、ファンからは「テレビに出る暇があったら選抜入りするように努力をしてほしい」「アイドルっぽくない」など、山崎さんの活動についての批判が多く聞かれました。
そして2つ目の理由は「かわいくない」です。
ビジュアルがかわいくないのではなく、知的で大人の雰囲気がアイドルファンからはあまり支持を受けなかったのかもしれません。
3つ目はファンサービスが悪いことです。
乃木坂46は握手会を定期的に行いますが、この握手会はファンを獲得する大事なイベントです。ファンにとって最高の対応、つまり「神対応」をしたメンバーはその後の人気に繋がると言われています。
AKBグループでは、須田亜香里さんが握手会での神対応により人気が出て、メディア出演も増えましたよね。しかし山崎さんは、この大事な握手会での対応があまり良くなく「感じが悪い」などの感想がTwitterで広まり徐々に人気が低迷していったようです。
これらの事が原因でファンを獲得することもできず、運営からも嫌われてしまったのかもしれません。
山崎さんは2022年7月に乃木坂46を卒業し、現在はラジオやバラエティ番組で活動しています。今後もクイズ番組などで活躍する山崎さんを応援していきたいですね。
続いてご紹介するのは、佐々木琴子さんです。
佐々木さんは2期生オーディションに合格してメンバー入り。2015年に行われた「乃木坂3周年記念」のライブで、研究生から正規メンバーに昇格することが発表されました。
2017年に行われた「女性アイドル顔だけ総選挙」で1位白石麻衣さん、2位松井珠理奈さんに続き堂々の3位に輝き、一気に注目を集めました。その後も2018年2019年では2位に輝いています。
そんなルックスの良さで注目を集めた佐々木さんでしたが、ファンの間では「握手会での塩対応」が有名です。「握手会で佐々木琴子のレーンに並んだら冷たい目で無言で見てきた」や「やる気なさそう」などの悪評が相次ぎました。徐々に佐々木さんの印象は悪くなりファンが離れていったのです。
しかし、佐々木さんが握手会でこのような対応をしてしまったある出来事がありました。
それは2016年に行われた握手会で、続けてひどい暴言を吐かれる事件が起きたのです。
他にも1期生の「衛藤美彩さん、西野七瀬さん、若月佑美さん」なども同じく被害を受け、会場にパトカーが駆けつける事態となりました。2期生だった佐々木さんは加入して間もなかったこともあり、この事件を境に警戒し塩対応になったのではないかと言われています。
しかし運営側は、佐々木さんのこのような態度が気に入らなかったのか、選抜入りをすることなく2020年1月に卒業しました。
卒業後は、声優に転身しており、ゲームソフトの声優を3本行うなど着実に声優としての実績を重ねています。
アイドル時代は辛い経験をされた佐々木さんですが、声優で花開くのを応援したいですね。
続いてご紹介するのは、中村麗乃さんです。
中村さんは、2017年に行われた3期生オーディションに合格してメンバー入りを果たしました。身長167cmの長身でスタイルが良い中村さんですが、おバカキャラとしても有名です。
冠番組の人気コーナー「頭NO王決定戦」で中村さんは最下位になり「2代目頭NO王」に輝きました。「頭NO王に輝いた感想を四文字熟語で?」と聞かれ中村さんは「予想的中!」と答え、スタジオは爆笑に包まれました。すぐに対応できる頭の回転の早さがわかりますね。
しかし、運営やファンからはあまり注目されませんでした。
その理由は、「釣りが上手くない事」です。
釣りというのは、いわゆる「ファンの心をつかむ。上手く釣る」ということで、握手会では決して塩対応ではなかったものの、特に印象に残らず握手会のリピーターはもちろん新規のファンも獲得できる魅力があまり発揮できなかったようです。
そして2つ目の理由は「控えめな性格」が原因でしょう。
アイドルといえどもハングリー精神が重要になりますが、中村さんはあまり前に出る性格ではありませんでした。
現在も乃木坂46に所属している中村さんは、スタイルのよさを活かしグラビアや舞台でミュージカルに挑戦したりなど、アイドル以外の活動も積極的に行っています。
今後も活動の幅を広げ、あらたな才能が開花してほしいですね。
続いてご紹介するのは金川沙耶さんです。
金川さんは齋藤飛鳥さんに憧れて、2018年に行われた「坂道合同オーディション」に合格し乃木坂46の4期生として加入しました。
身長は165cmで、女性アイドルの中では長身の部類に入る金川さん。
スタイルの良さと整った顔立ちがモデル業界の方の目に留まり、2020年「東京ガールズコレクション」のランウェイモデルに抜擢されました。
選抜経験のないメンバーがランウェイモデルに抜擢されるのは異例の出来事で、注目を集めました。
その後、ファッション雑誌「Ray」の専属モデルに就任しました。
モデルとしての活動をスタートさせ、今後の選抜入りも期待されていた矢先に、信じられないスキャンダルが出てしまいました。2021年に文春オンラインにて、ジャニーズJr林蓮音さんと横浜デートをしている様子が掲載されたのです。
恋愛禁止のアイドルがデートする事自体ファンにはショックなことですが、金川さんは記者に気づいたようで、カメラに向かってこっそり中指を立てて挑発しているような様子も撮られています。この態度にファンからは「開き直り」「全く反省していない」などの批判の声が多く寄せられました。
このスキャンダルにより一気に人気を落とし、期待していた運営側も戦力外と判断をしてしまったのかもしれません。その後、金川さんはブログにて「軽率な行動をとってしまい申し訳ありませんでした」とメンバーやファンに向けて謝罪しました。
そんな金川さんは、2022年発売の30枚目シングル「好きというのはロックだぜ!」で初選抜入りを果たし、同年8月に行われた「プロ野球パ・リーグ公式戦」でファイターガールズと披露した「きつねダンス」がかわいすぎると話題になるなど、活躍を見せています。
これからも輝く姿を見られるのを楽しみにしたいですね。
最後にご紹介するのは、中田花奈さんです。
中田さんは2011年に行われた乃木坂46一期生オーディションに合格しメンバー入り。ファーストシングル「ぐるぐるカーテン」で選抜入り、さらに2枚目のシングル「おいでシャンプー」ではフロントメンバーとして活躍しました。
当時、乃木坂の顔として活躍していた生駒里奈さんの隣で踊っていた中田さん。今後もフロントメンバーとして期待されていましたが、その後は選抜入りを果たすも後列であったり、選抜落ちしたりと、徐々に人気が低迷していきました。
その理由として2018年にあるスキャンダルが出ました。
それは、手越祐也さんとお酒の席で一緒だったという内容のものです。この報道は事実だったようで、運営からも厳重注意を受けました。
この一件でファンも遠のき運営からも見放されたのではないかと言われています。
しかしアンダー活動で努力を続けた結果、2020年白石麻衣さんの卒業ソング「しあわせの保護色」で7年11か月ぶりに福神入りを果たし、ファンやメンバーとともに喜びを分かち合いました。
同年10月に約10年間過ごした乃木坂46を卒業。
現在は、プロ雀士として活躍し麻雀カフェを経営するなど、主に麻雀の仕事をしています。中田さんのエキゾチックな雰囲気にぴったりですよね。これからの活躍が楽しみですね。
いかがでしたか。
今回は、運営に嫌われてしまった疑惑があるメンバー6人をご紹介しました。
それぞれ人気を落としてしまった理由はさまざまでしたが、その経験をバネにして、現在はそれぞれの個性を活かせるジャンルで活躍していますね。今後も皆さんの活躍を応援していきましょう。
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