世の中には事件や事故、耳を疑うような犯罪が飛び交っていますよね。
世間に名の知られている芸能人が犯罪に手を染めてしまうことも少なくありません。
復帰している人、芸能事務所から契約を解除された人、逮捕後の活動は様々です。
今回は、実は前科のある韓国人気俳優を6人ご紹介します。
人気俳優の6人は、一体どんな罪を犯してしまったのでしょうか。
早速見ていきましょう。
最初にご紹介する方はチュ・ジフンさんです。
チュ・ジフンさんは、母親の知人の勧めで撮ったプロフィール写真を同じクラスの友達が雑誌社に送ったことをきっかけに19歳で本名「チュ・ヨンフン」でモデル活動を始めます。
2000年の5月に女性雑誌の専属モデルに抜擢されました。
そのようにしてチュ・ジフンさんはあっという間にトップモデルの座に上り、数多くの男性服ショーやGQなどの男性雑誌のグラビアモデルを担当することになりました。
ファッションモデルとして活躍していましたが、2006年に主人公に抜擢されたドラマの「宮~Love in Palace」で演じた皇太子役で大ブレイクします。
日本でも活躍し多くのファンを獲得したチュ・ジフンさんですが、実は前科があるのです。
チュ・ジフンさんは、知人の女優が日本から密輸入したドラッグを2度ほど使用した疑いで起訴されます。
麻薬投薬の疑いを認め、懲役1年に日本円で約3万円の罰金が科されます。
そしてすぐに軍隊に入隊しました。
チュ・ジフンさんの犯した罪は決して軽くはないですが、本人は深く反省をしていたそうですね。
起訴された当時は1年1ヶ月前から投薬はしていなかったとか。
薬物スクリーニング検査で結果は陰性だったが、認めた理由は何か」という質問に「堂々としていたかった」と心境を告白しました。
さらに、国内外にいるチュ・ジフンさんの多くのファンが善処を訴える嘆願書をソウル中央地裁に送ってきたことなど宣告の背景を明らかにしました。
その後、チュ・ジフンさんは除隊後にソウル市内でファンミーティングを開催し韓国始めアジアのファン約2000人と楽しい思い出を作りました。
ずっと待っていたファンもたくさんいたようですね。
軍服務中に人生や演技について一生懸命学んだようで、映画やドラマやミュージカルなど続々と出演しています。
海外でも絶大的な人気を誇っているチュ・ジフンさん。
今後も新たな活躍に期待していきたいですね。
2人目にご紹介するのはアン・ネサンさんです。
アン・ネサンさんは演劇を皮切りに、映画やドラマなど多方面で活動しています。
アン・ネサンさんといえば「成均館スキャンダル」や「雲が描いた月明かり」など数々の有名な韓国のドラマに出演していましたよね。
作品では人格者の役が多かったアン・ネサンさんですが、実は服役した過去がありました。
1980年5月、韓国の光州市くぁんじゅしを中心として起きた軍事政権奪還クーデターの市民抗議で死者や負傷者が多く出ました。
その後1988年はソウルオリンピックを控え国全体が浮足立っていましたが、その当時に青年期を過ごすことになったアン・ネサンさんは民主化運動に参加し過激な行動に出て、なんとアメリカ文化院に時限爆弾を仕掛けました。
しかしその爆弾になんらかの支障が生じ、時限爆弾は作動せずアン・ネサンさんはその足で出頭。
鉄砲・刃物・火薬類取締法違反で刑務所に収監され8ヶ月の間服役をしました。
かなり昔の出来事になりますが、出所後に運動家を辞めて俳優の道を歩むことになったため、デビューは30歳と少し遅咲きです。
当時は未遂で終わりましたが、もし本当に爆発していれば、アン・ネサンさんは別の名前として世間に名を広めたかもしれないですよね。
3人目にご紹介するのは俳優のユン・ジェムンさんです。
演劇の舞台で数多くの作品をこなしてきたユン・ジェムンさん。代表作として2011年のSBSドラマ「根の深い木~世宗大王の誓い~」で熱演したことがよく知られていますよね。
そんなユン・ジェムンさんは2010年と2013年に飲酒運転で罰金刑を下され、2016年8月には3度目の飲酒運転で懲役8ヶ月に執行猶予2年の刑が宣告されました。
実はそれだけでは終わらないのです。
2017年に公開された映画「パパとムスメの7日間」のインタビューの席で前日に飲んだお酒の酔いが覚めていない状態で臨み、最終的にキャンセルとなる問題も起こしました。
自粛期間を経て2018年に映画で復帰し徐々に数々の番組に出演しましたが、視聴者は「飲酒運転ユン・ジェムンをなぜ出演させるの?」「問題のある人をなぜキャスティングするのか」など冷ややかな反応を見せていました。
飲酒運転は日本でも多く見られますが、3度目の飲酒運転は反省の気持ちがないように思えますよね。
4人目に紹介するのは東方神起の元メンバーであり歌手兼俳優のパク・ユチョンさんです。
ユチョンさんは2003年にアメリカでキャスティングされ、東方神起のメンバーの中では1番遅く事務所に入所しました。
しかし2009年7月31日、SMの専属契約に反発し東方神起の元メンバーのジェジュンさんとジュンスさんと共に「専属契約効力不存在確認訴訟」を提起しました。
その後3人でJYJとしてデビューした後は、俳優活動を中心として全世代からとても注目されました。
そんなユチョンさんは2016年6月、女性への暴行で告訴されたと報道がありました。
しかし証拠が不十分で告訴は取り下げられます。
その後ユチョンさんが虚偽告訴として訴え返しますがそれが無罪になります。
今度は被害者とされる女性が損害賠償訴訟を起こすなど、裁判合戦となりさらに泥沼になりました。
裁判所は2019年、ユチョンさんに日本円で約990万円の賠償命令を出しましたがユチョンさんは「個人資産がない」と払うことを拒みます。
結果として全ての返済が済んだのは2021年となりかなりの長い時間がかかりました。
それでもスキャンダルはまだまだ終わりません。
裁判の最中である2019年4月に、恋人であったファン・ハナさんとの麻薬使用容疑で起訴される事件まで起こしています。
ユチョンさんは無罪を訴えましたが、足の毛から麻薬成分が検出され陽性反応が出ました。
裁判では毛を剃るなど証拠隠滅をしたことなどによる悪質な行為だったとして懲役10ヶ月、執行猶予2年、追徴金14万ウォンと判決されました。
当時はかなりの事件が重なったことから芸能界引退とのことまで本人がコメントしていましたが結局引退はせず現在に至ります。
しかしこれだけでは終わらず、2021年8月には所属事務所の代表を業務上横領として訴えようとしたことから事務所側から反対に責められることとなりました。
事務所側は「ユチョンが契約を無視し日本の会社と二重契約をした」と発表しました。
さらに「ユチョンが会社の法人カードを個人的な遊興費や生活費に使ってきたにも関わらず20億ウォンを超える個人的債務問題の解決まで助けてきた」と言及しています。
その他にも海外でギャンブルをするなど数々の問題がありました。
ユチョンさんは芸能活動は休止状態でしたが、徐々に芸能活動を始めているようですね。
世間はユチョンさんを受け入れるのでしょうか。
5人目にご紹介するのは韓国のお笑い芸人のキム・ヨンマンさんです。
キム・ヨンマンさんはデビュー当初はコメディアンとして活動してきました。
その後、コントだけでなく進行するコーナーなど多方面で活躍するようになりました。
そんなキム・ヨンマンさんは2013年に常習賭博の容疑で起訴され懲役刑が言い渡されていたのです。
日本円で1億1000万円相当のお金で賭博を行ったとして、犯行期間と回数や金額から罪が重いとの判断で、懲役8ヶ月執行猶予2年を言い渡され社会奉仕120時間を命じられました。
さらに2008年1月から海外のプロサッカーの勝敗を賭けるプライベートスポーツTOTOなどにお金をかけ、常習的に不法賭博を行なっていた容疑で2013年の4月に不拘束のまま起訴されます。
これに対してキム・ヨンマンさんは自身の容疑を全面的に認め、検察は懲役1年を求刑しました。
好奇心から賭博を始め悪い方向に流れてしまいましたね。
最後にご紹介する方は歌手、MC、俳優であるタク・ジェフンさんです。
タク・ジェフンさんは2000年の33歳の時に国民大学の演劇映画科に入学しましたが中退。
その後芸能の世界に足を踏み入れ、ソロ歌手としてデビューをしましたが活動はあまりできずにいました。
それ以降は、シン・ジョンファンさんと「カントリーココ」として一緒に活動しながら多くの人気を得ます。
2000年代に入ってからは芸能と演技活動も始め、人気芸能人の仲間入りをします。
2007年にはKBS芸能大賞で大賞を受賞し韓国では高い人気を得ましたが、2013年に不法賭博の疑いで放送界からしばらくの間追い出されました。
タク・ジェフンさんの海外違法賭博の証拠写真も元芸能部長で現在韓国のユーチューバーであるキム・ヨンホさんが公開しました。
証拠写真には飲食をしながらVIPルームの賭博場にいるタク・ジェフンさんが映っていました。
しかも、妻との離婚訴訟中にも3人の愛人が存在していて、愛人らと海外旅行に行くと賭博場を利用していたのでした。
その後、不拘束起訴されたタク・ジェフンさんは最終的に裁判所から懲役6ヶ月、執行猶予2年を言い渡されている中で、控訴しないという意思を明かしました。
かなり前からギャンブル中毒だったようです。
1度手をつけてしまうと抜け出せないものなのかもしれませんね。
いかがでしたか。
今回は、実は前科のある6人の人気俳優をご紹介しました。
衝撃的な事実もたくさんあり驚きましたよね。
1度問題を起こしてしまうと復帰も難しい世界です。
才能を発揮する場所を失わないためにも正しい道へ歩んでいってほしいですね。