皆さんは、韓国国民から長く愛されている芸能人に、そのイメージに合わせて「国民の〇〇」という愛称がつけられていることをご存知でしょうか?
さまざまなバリエーションがありますが、今回は「国民の妹、初恋、嫁」と呼ばれる女優を6人選んでご紹介します。
国民の妹
まずはじめに「国民の妹」と呼ばれる3人をご紹介していきましょう。
ムン・グニョン
最初にご紹介するのは、「秋の童話」や「明成皇后」の出演で「国民の妹」と呼ばれ人気子役として活躍したムン・グニョンさんです。
1987年5月6日 クァンジュ広域市生まれで、36歳(2023年現在)。
1999年にドキュメンタリー映画「路上にて」でデビューすると、2003年「明成皇后」では可愛い子役として注目を浴び、2008年の「風の絵師」の出演時には、男装をした女性役を見事に演じ、史上最年少で演技大賞を受賞し人気子役の座を不動のものとしました。
その後、2013年の時代劇ドラマ「火の女神ジョンイ」や、2019年のドラマ「君のハートを捕まえろ」などで主演を務めています。
但し順風満帆な芸能人生とは言えず、2017年に急性コンパートメント症候群を患ったため芸能活動を一時休止し、何度か手術を受けて完治するという経験をしました。
最近では、2021年のドラマ「記憶の海角(ヘガク)」に出演。またドラマ「地獄が呼んでいるシーズン2」に特別出演することが決まっています。
IU
続いてご紹介するのは、シンガーソングライター兼女優で、韓国で「国民の妹」と称されるほどの絶大な人気を誇る国民的歌姫のIUさんです。
1993年5月16日生まれで30歳(2023年現在)。
10ヵ月間の練習生時代を経て、2008年、中学3年生の時に「IU」のアーティスト名で歌手デビューします。
徐々に人気を獲得してTVやラジオに出演し、2011年にはドラマ「ドリームハイ」の主要キャストを務め俳優デビューも果たしました。
また同年、ドラマ「最高の愛 恋はドゥグンドゥグン」の主題歌を担当し、自身で作曲も手がけると、以降「国民の妹」や「K-POPクイーン」と呼ばれシンガーソングライターとしても活躍します。
俳優としても2013年「キレイな男」、2016年「麗(レイ) 花萌ゆる8人の皇子たち」、2018年「マイ・ディア・ミスター」など数々のドラマで主演しています。
可愛らしいルックスはもちろん、その性格の良さも人気の理由で、芸能活動以外でも、毎年、子どもの支援団体や被災者などに寄付をしており、「寄付天使」とも呼ばれています。
キム・ユジョン
三人目にご紹介するのは、子役時代に数々の人気ドラマで、女主人公の子供時代を見事に演じ切り、「国民の妹」と呼ばれるキム・ユジョンさんです。
1999年9月22日 ソウル特別市生まれの24歳(2023年現在)。
2003年、お菓子メーカーのCMに出演し4歳でデビューすると、翌2004年、映画「DMZ非武装地帯 追憶の38度線」でスクリーンデビューし、子役俳優としてのスタートをきります。
そして2008年、ドラマ「イルジメ~一枝梅」では、演技大賞・子役賞を受賞。その後も同年の「風の絵師」、2009年の「善徳女王」など時代劇ドラマのヒット作に立て続けに出演。
また、2010年の時代劇ドラマ「トンイ」では、活発で天真爛漫な主人公トンイの子供時代を演じ、演技大賞・子役賞を受賞しました。
その後2016年、最高視聴率25%を記録した大ヒットドラマ「雲が描いた月明り」で主演を務め、子役のイメージから脱却し大人の女優としての魅力を開花させました。
最近では2021年のドラマ「ホンチョンギ」で5年ぶりに時代劇に復帰しています。
国民の初恋
続いて「国民の初恋」と呼ばれる女優さんをご紹介していきましょう。
ぺ・スジ
四人目にご紹介するのは、主演映画「建築学概論」でのヒット以降「国民の初恋」と呼ばれるようになったぺ・スジさんです。
1994年10月10日 光州広域市生まれの29歳(2023年現在)
2011年、最高視聴率20%を記録して反響を呼んだドラマ「ドリームハイ」にヒロイン役で出演し、女優デビューを果たすと、また自身が歌った挿入歌も人気を得て、同年に本楽曲で演技大賞・女性新人賞を受賞しました。
また、清楚なイメージからCMクイーンとしても名を馳せ、2013年にはCM契約22本、推定100億ウォンと話題に。
その後2017年、所属していたガールズグループmiss Aが解散すると、ソロアルバムをリリースし、ソロデビューを果たします。
更に同年、ドラマ「あなたが眠っている間に」で主演を務め、演技大賞・女性最優秀演技賞とベストカップル賞を受賞しました。
最近の活動としては、2020年、ドラマ「スタートアップ: 夢の扉」で、スティーブ・ジョブズを目指し起業する主人公を演じて、海外からも高い注目を集めています。
国民の嫁
最後に「国民の嫁」と呼ばれる2人をご紹介していきましょう。
クォン・ユリ
五人目にご紹介するのは、アイドルグループ「少女時代」のメンバーで、バラエティ番組でも活躍し「国民の嫁」と呼ばれたクォン・ユリさんです。
1989年12月5日 コヤン市生まれの34歳(2023年現在)。
2001年、青少年のダンス大会で本部賞を受賞すると、約6年の練習期間を経て、2007年に「少女時代」のメンバーとしてデビューします。
肌が綺麗で色黒なことから、ニックネームは黒真珠。
その健康的でしなやかな体つきから「少女時代のセクシー担当」とも言われました。
2009年からは、バラエティ番組「青春不敗」にサニーと共に出演すると、共演者や視聴者から愛されて「国民の嫁」と呼ばれるようになります。更に2012年にはドラマ「ファッション王」に出演の他、2013年からはダンスサバイバル番組「ダンシング9」にヒョヨンと共に出演しました。
最近の活動としては、2021年のドラマ「ポッサム〜愛と運命を盗んだ男〜」で、初めて時代劇にチャレンジし、難しい役をうまくこなしました。
関係者からは、本物の朝鮮王朝の王女の面影が感じられるなど高い評価を得ています。
イ・ユリ
最後にご紹介するのは、安定した演技力が好評で、目力の強さが印象的な女優イ・ユリさんです。
1980年1月28日 ソウル市生まれの43歳(2023年現在)。
2000年にドラマ「学校IV」の出演者を決めるオーディションで落選するものの、PDに懇願して端役で女優デビューを果たしたという逸話の持ち主です。
その後、ドラマ「明成皇后」や「愛はこんなもの」に出演して知名度を上げると、2011年の「きらきら光る」や2012年の「福寿草」など、出演したドラマが高視聴率を叩き出しました。
2014年には、最終回の視聴率が40%を超える大ヒットとなったドラマ「私はチャンボリ!」での悪女役が評価され、演技大賞の大賞とPD賞を受賞します。
この時の配役の影響から、イ・ユリさんといえば「悪女」というイメージがしばらく定着しましたが、その後バラエティ番組のMCにも挑戦し、その明るくて社交的な性格で、お茶の間を盛り上げる役割を担うようになると、「国民悪女ヨン・ミンジョンから国民の嫁に大変身」と言われ大人気となりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、「国民の妹・初恋・嫁」という愛称で韓国国民から愛されている女優6人をご紹介しました。こんな愛称をつけてもらって長く愛されるのは、うらやましいですね。
「国民の〇〇」には、この他にも「弟、年下男子、彼氏、息子、父、母ーーー」と沢山あるようです。
またの機会にそちらの紹介もできたらよいと思います。
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