2007年に放送され、人気絶頂のペ・ヨンジュンさんが主演を務め日本でも話題となったドラマ「太王四神記」。
今回はそんな「太王四神記」に出演していた7人の現在についてご紹介します。
「太王四神記」はどんなドラマ?
「太王四神記」は、宿命の星の下に生まれたタムドクが、幾多の困難を乗り越えながら、高句麗第19代国王である広開土王となるまでを描いたスペクタクル時代劇です。
はるか昔、平和に人々が暮らすチュシン国では火の力である朱雀の力によって争いが起きていました。
神の子ファヌンは三神を持って朱雀を封じ込め、朱雀を含めた四神を封印します。
そして、チュシン国に真の王が誕生した時、王が四神の封印を解くだろう、と予言を残し天へと
登っていきました。
その後、高句麗の人々は自分たちをチュシンの末裔だと信じ、何千年もの間、真の王の誕生を待ち続けていました。真の王の誕生を知らせる星が輝いたある晩、王家に2人に子どもが生まれます。
真の王は一体どちらなのか、四神はどこにあるのか、これらをめぐる壮大な物語が描かれた作品で、最高視聴率は36%を記録する大ヒット作品となりました。
CGを多用するなど、映画並みの巨額の予算をかけて制作されたこのドラマ。
これまでの時代劇とは一線を画し、ファンタジー色の強い作品となっています。
また、ジブリ作品などで有名な作曲家久石譲さんが音楽を手掛けたことでも話題となりました。
出演者7人の現在を紹介
さて、ここからは「太王四神記」に出演した7人の現在についてご紹介します。
大ヒット作品を彩った俳優たちは今どのような活躍をしているのでしょうか?それでは早速みていきましょう。
ペ・ヨンジュン/タムドク
まず最初にご紹介するのは、主人公タムドクを演じたぺ・ヨンジュンさんです。
ペ・ヨンジュンさんといえば、「冬のソナタ」で主人公チュンサンを演じ、日本では知らない人がいないと言うほどの知名度を誇る韓流スターですよね。
日本では「ヨン様」や「微笑みの貴公子」などと呼ばれ、元祖・韓流四天王のひとりとして、第1次韓流ブームを牽引したことでも有名です。
そんなペ・ヨンジュンさんは、1972年生まれの2023年5月現在50歳。
1994年に俳優デビューして以来多くのドラマに出演してきたペ・ヨンジュンさんですが、1996年に主演を務めたドラマ「初恋」が、最高視聴率65.8%という驚異の数字をたたき出し、ペ・ヨンジュンさんも一気に人気スターとなりました。
プライベートでは2015年に女優のパク・スジンさんと結婚し、現在では2児のパパです。
現在は投資家として活動しており、2011年の「ドリーム・ハイ」への特別出演以降、俳優としての活動は行っていません。
唯一のファンとの接点であった公式ホームページも閉鎖され、事実上、俳優としては引退したと言われています。
ムン・ソリ/キハ
次にご紹介するのは、主人公タムドクの恋人役キハを演じたムン・ソリさんです。
ムン・ソリさんは、1974年生まれの2023年5月現在48歳。
1999年に映画「ペパーミント・キャンディー」で、主人公を演じたソル・ギョングさんの相手役としてデビューしました。
この映画はカンヌ国際映画祭に出品され、デビュー作でありながらムン・ソリさんの演技は全世界から高い評価を得ました。
デビュー以来、映画を中心に活動しており、「太王四神記」はドラマ初出演作品となっています。
デビューから現在まで、数多くの映画賞を受賞しており、特に2002年に出演した「オアシス」や2003年に出演した「浮気な家族」では、その年の主要な映画アワードの主演女優賞を総なめにしました。
現在も実力派女優として精力的に映画やドラマに出演しています。
2021年公開の映画「三姉妹」にはプロデューサー兼主演として参加し、韓国最大級の映画賞である青龍映画賞で主演女優賞を受賞しました。
イ・ジア/スジニ
次にご紹介するのは、神の子ファヌンと恋に落ちたセオの転生で、キハの妹であるスジ二を演じたイ・ジアさんです。
イ・ジアさんは「太王四神記」で女優デビュー。
スジニ役のオーディションにはハ・ジウォンさんやキム・テヒさんなどの有名女優が参加しており、そんな高倍率のオーディションを勝ち抜き、スジニ役を勝ち取ったそうです。
デビュー作にも関わらず堂々とした演技で視聴者を楽しませ、イ・ジアさんはこの役でMBS演技大賞の新人女優賞を受賞しました。
最近では、「ぶっとんでる!」と話題のドラマ「ペントハウス」で主要人物シム・スリョン役を演じています。
「ペントハウス」は高級タワーマンションを舞台に、そこに住む裕福な家族たちの熾烈な争いを描いた作品で、シーズン3まで製作される人気作。
このドラマへの出演でさらに人気と知名度をあげています。
ユン・テヨン/ヨン・ホゲ
4人目にご紹介するのは、星が輝く日に生まれ、タムドクと敵対するヨン・ホゲを演じたユン・テヨンさんです。
俳優デビューは1997年の「美しい彼女」で、イ・ビョンホンさん演じるボクサーの対戦相手を熱演しました。
しかし、その後数年は無名時代を過ごしています。
転機が訪れたのは、2000年のドラマ「ワンチョ」への出演。
このドラマで百想芸術大賞で新人賞を受賞するなど、その演技力が評価され知名度をあげました。
ユン・テヨンさんと言えば、サムスン電子の元副会長ユン・ジョンヨンの長男としても有名です。
ユン・テヨンさん本人も2016年のドラマ出演を最後に事業家として活躍しています。
2018年には「100日の朗君様」で2年ぶりのドラマ復帰が期待されましたが、飲酒運転が発覚し、ドラマを降板。
それ以降、俳優としての活動は自粛しています。
パク・サンウォン/ヨン・ガリョ
部族長でありヨン・ホゲの父である、ヨン・ガリョを演じたのはパク・サンウォンさんです。
これまで演じた役は「良い人」の役が多かったパク・サンウォンさんでしたが、「太王四神記」では悪役を演じています。
パク・サンウォンさんは演劇出身の俳優で、デビューはミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」。
「太王四神記」以降は、イ・ミンホさん主演の「シンイ-信義-」や、チ・チャンウクさん主演の「ヒーラー~最高の恋人~」など、人気作に出演しています。
2022年には、「ヒョンジェは美しい」に出演し、韓国ドラマに欠かせない名バイプレーヤーとして活躍中です。
チェ・ミンス/大長老
次にご紹介するのは、ファヌンに奪われた火の力と地上の支配権を奪還しようとする不死の存在・大長老を演じたチェ・ミンスさんです。
スターであった俳優の父と、ミスコリア出身の女優の母の元に産まれたチェ・ミンスさんは、1986年に映画「神の息子」でデビューしたのち、1995年のドラマ「砂時計」で爆発的な人気を得ました。
2005年の映画「The Myth」では、ジャッキー・チェンさんと共演したこともあります。
韓国のアカデミー賞とも呼ばれる大鐘賞で何度も主演男優賞を受賞するなど、実力派俳優として出演するドラマや映画では存在感を発揮。
2020年には優等生の高校生が犯罪に手を染める内容で衝撃を与えた「人間レッスン」に出演し、味のある用心棒役を演じました。
イ・フィリップ/チョロ
最後にご紹介するのは、四神のひとつ青龍の生まれ変わりで、心臓に神器を宿すチョロを演じたイ・フィリップさんです。
イ・フィリップさんは実業家の父を持ち、アメリカの大学を卒業したあと、「太王四神記」で俳優デビューしました。
序盤は仮面をつけているシーンが多かったため、まだ名が知られていなかったイ・フィリップさんは「ミステリアスだ」と話題になったのだとか。
その後、ヒョンビンさん主演で大ヒットとなった「シークレット・ガーデン」でアクション監督の役を演じ、人気、知名度を獲得しました。
しかし、次に出演した「シンイ-信義-」は、目の負傷により途中で降板。
それ以降目立った俳優活動は行っていません。
現在は化粧品の会社を立ち上げ起業家として活躍中です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「太王四神記」に出演していた7人の現在についてご紹介しました。
現在は違うジャンルで活躍されている方から、韓国芸能界に無くてはならない実力派俳優として第一線で活躍を続けている方まで、みなさんそれぞれの道で活躍していることが分かりましたね。
是非みなさんの今後の活躍にも注目してみてください。
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