【韓国ドラマ】オクニョ 運命の女 のあらすじや出演者について

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韓国の時代劇クイーンと聞いて皆さんは誰を思い浮かべるでしょうか?

「宮廷女官チャングムの誓い」のイ・ヨンエさん?「トンイ」のハン・ヒョジュさん?「奇皇后」のハ・ジウォンさん?もちろんこの他にも時代劇イメージの強い女優さんはたくさんいると思いますが、“新・時代劇クイーン”と呼ばれているのが、今回紹介する「オクニョ 運命の女」の主演チン・セヨンさんです。

わずか22歳にして巨匠イ・ビョンフン監督が手掛ける「オクニョ 運命の女」の主人公に抜擢されただけでなく、その後も立て続けに時代劇ドラマのヒロインに起用され、老若男女から愛される女優となりました。

本作は、チン・セヨンさん出演作の中でも特に人気が高く、2016年に韓国で放送された作品ながらも日本で何度も再放送されています。本作がNHKで放送された翌年に「不滅の恋人」も放送され、“チン・セヨン=時代劇”というイメージが定着。日本でも知られる人気女優となりました。

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オクニョ 運命の女はどんなドラマ?

では「オクニョ 運命の女」とはどんなドラマなのかをご紹介します。

「オクニョ 運命の女」は韓国時代劇の巨匠と呼ばれるイ・ビョンフン監督による2016年放送の大ヒット時代劇です。イ・ビョンフン監督といえば「宮廷女官チャングムの誓い」や「イ・サン」「トンイ」などが有名ですが、そんな巨匠の現時点での最新作となるのが「オクニョ 運命の女」なんです。

脚本を手掛けたチェ・ワンギュ脚本家とイ・ビョンフン監督のコンビは、これまでに「ホジュン宮廷医官への道」や「商道(サンド)」といった名作を手掛けてきており、本作が3度目のタッグ作品となります。

ちなみに、チェ・ワンギュ脚本家は「オールイン運命の愛される」や「朱蒙(チュモン)」などの大ヒットドラマも手掛けてきた巨匠脚本家であり、そんな巨匠コンビによる本作は最高視聴率22.6%を記録する大ヒットとなりました。

そんな巨匠コンビによるドラマ「オクニョ〜」は、朝鮮時代の監獄で生まれ育ったオクニョのサクセスストーリーであり、オクニョの出生の秘密や母の死の真相を探る過程で朝廷を牛耳る権力者と対決することになるというスリリングな内容になっています。

もちろん朝廷内での権力闘争というのも描かれていますが、基本は謎の女性オクニョと権力者たちとの戦いであり、最初は気にも留めていなかったオクニョが徐々に力をつけていき対抗勢力となる展開が胸熱なんです。

そんなオクニョは、監獄の雑用係から“体探人(チェタミン)”という忍びやスパイのような仕事に就いたり、多くの商人の元締めとして権力者に対抗したり、弱者を守るために“外知部(ウェジブ)”という弁護士のようなものになったりする七変化ぶりが魅力で、オクニョを助ける二人の男性とのロマンスもちゃんと盛り込まれています。しかしそこまでロマンス中心でないのが他の作品との大きな違いかもしれません。

そしてオクニョと権力者たちとのやられたらやり返す展開が非常に面白く、国をも動かす権力者が万能なオクニョに何度もやり込められる展開はとても痛快なんです。

これまでにも女性主人公が戦う作品はいくつもありましたが、オクニョほど何でも出来るヒロインはなかなかお目にかかれるものではありません。ドラマの展開的には王道のサクセスストーリーではあるのですが、男性に見初められてのシンデレラストーリーではないというところが特に面白く感じたところでしたね!

イ・ビョンフン監督作品といえば、上記したような作品が思い浮かぶかと思いますが、個人的にはリアルタイムで見ていた本作こそが一番印象深い作品となりました。

あらすじ

16世紀半ばの朝鮮王朝時代。
ある日、何者かに狙われた妊婦が監獄に逃げ込んできて、女の子を出産後に命を落としてしまいました。その後、オクニョと名付けられた女の子は監獄の看守たちの手で育てられ、やがて聡明で美しい女性へと育ちます。

様々な知識を囚人たちから教わったオクニョは、法律や易学、明の言葉などを次々と身に着けていき、そのうち自らの出生の秘密や産みの母について知りたいと思うようになります。しかし、母の死の真相を追う中である権力者と深く関わることになり、とある陰謀にも巻き込まれていくのです。

そして、オクニョを見守る二人の男性との出会いにより運命が大きく変わっていくこととなります。

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出演者について

今回は「オクニョ 運命の女」の主要人物や出演者たちについてご紹介したいと思います。

チン・セヨン(オクニョ)

出演者について引用元:https://ameblo.jp/erikumimomo/entry-12798775162.html

本作の主人公オクニョを演じるのは、本作で時代劇に初挑戦し大ブレイクしたチン・セヨンさん。
ちなみにオクニョの少女時代を演じたのは子役出身のチョン・ダビンさんです。

オクニョは監獄生まれ監獄育ちの茶母(タモ)であり、ある日監獄に駆け込んできた母親がオクニョを産んですぐに亡くなったことから出自についてや母親が何者だったのかも知りません。そんな特殊な生い立ちながらも人の良い看守や囚人たちに可愛がられ、文武に優れた女性へと育ちます。

そして様々な人との出会いにより成長したオクニョは、母親の死の真相について知るために監獄を飛び出して活躍するようになるのです。

今や“新・時代劇クイーン”と呼ばれるようになったチン・セヨンさんは、中学3年生の時にスカウトされ芸能界入りします。その後、ドラマ「大丈夫、パパの娘だから」で俳優デビューしたチン・セヨンさんは、映画や舞台へも出演し歌手デビューも果たしています。

ブレイク作は「オクニョ〜」ですが、ドラマ「蒼のピアニスト」や「ドクター異邦人」でもヒロイン役を演じ、本作でこれまでのイメージを一新しトップ女優へと駆け上がることになります。

その後もチュ・ジフンさんと共演ドラマ「アイテム〜運命に導かれし2人〜」や、チャン・ギヨンさん、イ・スヒョクさんと共演した「ボーンアゲイン〜運命のトライアングル〜」といった現代劇にも出演しますが、一方で時代劇「不滅の恋人」「カンテク〜運命の愛〜」にも出演し“時代劇クイーン”の座を確固たるものとします。

大学に入学してからも俳優として忙しく活動してきたチン・セヨンさんは、入学9年目となる2021年に大学を卒業するなど一旦俳優業を休業していたようです。しかし、2023年にはジェジュンさんと共演するドラマ「悪い記憶消しゴム」が最新作として控えています。

コ・ス(ユン・テウォン)

商団の一員であるテウォンは監獄でオクニョとはじめて出会い、その後も度々再会し次第に惹かれ合うようになります。

しかし、テウォンはオクニョの敵であるユン・ウォニョンの庶子であり、お互いの立場が変わる度にふたりの関係性も変化していくことに。オクニョを守ろうとする一方で、オクニョの出生の秘密と自身との関係を知ったことで葛藤することになるテウォンがどのような決断をするのかも本作の見どころとなります。

本作でアクションシーンやオクニョとのロマンスを披露するコ・スさんは、CM界で活躍後俳優デビューします。

 

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代表作にドラマ「クリスマスに雪は降るの?」「黄金の帝国」「胸部外科」「マネーゲーム」「ミッシング〜彼らがいた〜1&2」、映画「白夜行: 白い闇の中を歩く」「高地戦」「天命の城」などがあり、最新作は2023年夏放送のドラマ「サマー、ラブマシンブルース」となります。

キム・ミスク(文定大妃)

出演者について引用元:https://kankoku-drama.com/historia_topic/detail/id=12732

キム・ミスクさんが演じるのは、朝鮮第13代王明宗(ミョンジョン)の母親である文定(ムンジョン)大妃です。

ユン・ウォニョンは弟であり、ウォニョンの妾であるチョン・ナンジョンと共に絶大な権勢を誇っています。
大妃は最初、オクニョの事を非常に気に入り重宝するのですが、その正体を知ってからは敵対するようになります。

芸歴40年を超えるキム・ミスクさんは、数多くのドラマや映画に出演してきたベテラン女優です。

現代劇では財閥会長や母親役を、時代劇では王后や大妃役などを演じ、本作以降も「ウチに住むオトコ」「今日、妻やめます」「工作都市」「シスターズ」などにメインキャストとして出演しています。
最新作は2023年放送のドラマ「ペイバック」です。

チョン・ジュノ(ユン・ウォニョン)

チョン・ジュノさんが演じるのは、大妃の弟という立場を利用して妾のチョン・ナンジョンと共に絶大な権力を手に入れた悪人です。大妃の指示を仰いで政敵を排除し、ナンジョンの指示で正室や他の側室を家から追い出した人物で、実はユン・テウォンの父親でもあり、それをナンジョンには秘密にしています。

1995年に俳優デビューしたチョン・ジュノさんは、大ヒット映画「マイ・ボス マイ・ヒーロー」シリーズや、ヒットドラマ「ラスト・スキャンダル」「逆転の女王」などで知られる人気俳優です。

本作以降も「SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜」「ノクドゥ伝」「女神降臨」といった大ヒット作から話題作に出演しています。

パク・チュミ(チョン・ナンジョン)

チェ・ウォニョンの妾(側室)という立場ながらも大妃にも匹敵する権力を持つチョン・ナンジョンは、韓国三大悪女の一人として知られている人物です。

三大悪女といえば、たびたびドラマや映画の題材とされるチャン・ヒビン(オクチョン)が有名ですが、大妃の手先になり様々な悪事を働き、ウォニョンと共に正妻を毒殺するなどしたナンジョンも紛うことなき悪女であり、オクニョだけでなくウォニョンの実子であるテウォンとも敵対します。

そんな影の主役ともいえる悪女ナンジョンを演じるのはNetflixで配信されているドラマ「結婚作詞 離婚作曲」シリーズなどで知られるパク・チュミさん。

 

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大ヒット時代劇「ホジュン 宮廷医官への道」や、チョン・ナンジョンを主人公にしたヒット作「女人天下」などにも出演しており、2023年放送の最新ドラマ「天女ドリアン〜時を超える愛〜」では主演を務めています。

ソ・ハジュン(明宗)

文定王后(大妃)の息子であり朝鮮第13代王明宗(ミョンジョン)は、正体を隠してオクニョを見守る人物です。

大妃の暗躍により幼くして王になったミョンジョンは、大妃とその一派に実権を握られている飾りだけの王でした。しかし、市中でたびたびオクニョと出会い話すうちに自我が目覚め、次第に母親である大妃や叔父のチェ・ウォニョンと対立するようになっていきます。

香港でモデル活動をし、韓国に帰国後俳優デビューしたソ・ハジュンさんは、2013年の「オーロラ姫」でドラマデビューします。いきなりメインキャストに選ばれたソ・ハジュンさんは一躍注目の新人俳優となり、翌年には「ずっと恋したい」で主演を務めます。

 

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本作以降も「ちょっと味見しませんか?」「火の鳥2020」「秘密の家」といったドラマに出演したソ・ハジュンさんは、今では日本でファンミーティングを開催できるほどの人気俳優となっています。

チェ・テジュン(ソン・ジホン)

出演者について引用元:https://ameblo.jp/teko-teko/entry-12646079369.html

ユン・ウォニョンの娘の婿候補に選ばれるほど将来有望な捕盗庁の従事官ソン・ジホンは、最初はオクニョと対立する立場でした。しかし、実はオクニョと同様に出生の秘密を抱えた人物で、真相を知ったのちにオクニョの心強い味方となり共にユン・ウォニョンたちと戦うようになります。

人気女優パク・シネさんの夫としても知られるチェ・テジュンさんは、2001年にドラマデビューした子役出身俳優です。

 

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知名度を高めたのは2013年の主演ドラマ「おバカちゃん注意報~ありったけの愛~」からで、その後も「オクニョ〜」「ミッシングナイン」「あやしいパートナー〜Destiny Lovers〜」「恋のトリセツ〜フンナムとジョンウムの恋愛日記〜」「だから俺はアンチと結婚した」といった人気ドラマに出演していきます。

そんな数ある出演作の中でも人気が高いのが「だから俺はアンチと結婚した」と「オクニョ 運命の女」です。

まとめ

以上、「オクニョ 運命の女」のあらすじや出演者について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
この作品は韓国時代劇お決まりの要素を盛り込みつつも、主人公オクニョの圧倒的な有能さが際立っており、ロマンスに頼らなくてもエンタメとして成立する抜群の面白さがあります。

オクニョを助けたり見守ったりする男性ももちろんいますが、基本一人で戦えて、考えられて、仲間を率いるカリスマ性もあるというのは、歴代韓国時代劇のヒロインたちの中でも最優秀クラスではないでしょうか!?



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