【韓国ドラマ】製パン王キム・タックのあらすじや出演者の現在について

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国民的大ヒット作ドラマ「製パン王キム・タック」は、デビューしたばかりのユン・シユンさんとチュウォンさんを国民的スターに押し上げた大ヒット作品です!平均視聴率38.7%は韓国ドラマ史上5位の記録ですし、最高視聴率は58.1%というとんでもないもので、2023年時点で視聴率50%を超えた最後のドラマとなっています。

今回はそんな大ヒットドラマについて紹介したいと思います!

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製パン王キム・タックはどんなドラマ?

2010年に放送された韓国の製パン業界を舞台としたヒューマンドラマです。

主人公キム・タックが製パン王として成長する過程を描きながらも、異母兄弟との関係や製パン会社創業一家の複雑な人間模様が描かれていき、韓国ドラマではお馴染みの相続争いや、出生の秘密に愛憎劇なども盛り込まれています。

もちろんラブロマンスもあり、幼馴染と製パンの師匠の孫娘との三角関係や、異母兄弟とのライバル関係などもあり、友情、家族、恋愛ドラマとしても楽しむことが出来る作品です。

脚本は大ヒットドラマ「家族なのにどうして」や「浪漫ドクターキム・サブ」などを手掛けたカン・ウンギョン作家によるもので、朝ドラの様な史劇的な展開と、昼ドラのようなドロドロ愛憎劇要素を兼ね備えているのが特徴で、そこに若者の成長ドラマと恋愛模様が盛り込まれています。

あらすじ

コソン食品の会長ク・イルジュンの妻インスクは跡取り息子を産むことができず、姑から冷遇されていました。そんな中、イルジュンが使用人のミスンに手を出し子どもを妊娠させます。そのことを知り激怒したインスクは、会長秘書のハン室長と関係を持ち、念願の男児マジュンを身籠ります。

一方、インスクからの報復を恐れ身を隠していたミスクは、密かに息子のタックを出産していました。

やがて小学生に成長したタックは、友達から誘われコソン食品のパン工場へ見学に行きます。そこでタックと出会ったイルジュンは、タックに興味を持ち彼の母親について調べさせ、その後、姑からも快く受け入れられたタックはク家に引き取られることになります。

そして、イルジュンにパン作りの才能を見出され可愛がられることになるのですが、タックを快く思わないインスクによってミスクは拉致され行方不明になってしまうのです。製パン王キム・タックはどんなドラマ?引用元:https://ameblo.jp/garciamarquez/entry-11138565489.html

行方不明となった母親を探すためク家から飛び出してから12年後、未だ母親を探し続けていたタックは、母親を連れ去ったとされる風車の入れ墨の男が仁川の老舗パルボンベーカリーで働いているという情報を得ます。

一方、コソン食品の後継者として成長したインスクの息子マジュンは、ソ・テジョという偽名でパルボンに弟子入りしていました。偶然にも同じ師匠の元に身を寄せたタックとマジュンは、パン職人としてだけでなく、恋のライバルとしても火花を散らすことになるのですが、そんな中でインスクに忠誠を誓うハン室長がタックの存在を消そうと暗躍していたのです。

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出演者について

今回は、そんな名作ドラマの出演者たちが現在どのような活躍をしているのかをご紹介します。

ユン・シウン(キム・タック)

コソン食品のク・イルジュン会長とク家の使用人のミスンの子供であるキム・タックは、幼い頃より製パンの才能を見出された好青年です。

イルジュンの師匠でもあるパルボン先生に弟子入りし、同じく弟子入りしていた異母弟のマジュンと共にパン作りに精を出すのですが、そこで後継者としてだけでなく恋のライバルにもなることに。

喧嘩っ早いが明るくて正直であるがゆえに人望も厚いというキム・タックを演じたのは、2009年にデビューしたばかりのユン・シユンさんです。

ドラマ出演3作目にして大ブレイクしたユン・シユンさんは、その後も「となりの美男<イケメン>」「魔女宝鑑 〜ホジュン、若き日の恋〜」「不滅の恋人」「緑豆の花」「ヒョンジェは美しい」といった人気作品で主演を務めます。

近年は「サイコパスダイアリー」「You Raise Me Up」という作品で根暗なダメ男というキャラクターを演じ、これまでにない新しい姿を披露しました。最新作はソル・イナさんと共演した2023年初頭に韓国で公開された映画「私たちの愛が香りとして残る時」です。

チュウォン(ク・マジュン/ソ・テジョ)

夫・イルジュンとの間に男児を儲けることができなかったインスクが、秘書のハン秘書と不倫して授かったのがク・マジュンです。その事を知らない祖母から幼い頃から英才教育を受けてきたマジュンですが、イルジュンから製パンの才能を見出され可愛がられる異母兄・タックにコンプレックスを抱いていました。

やがて、留学先の日本から密かに帰国したマジュンは、偽名を使いパルボン先生に弟子入りをします。
明るいタックとは対照的なクールでドライな性格で、パン作りの技術は高いもののパンに対する愛情はまるで無く、師匠からもそれを見抜かれています。

2006年に5人組男女混成アイドルグループ 「プリーズ」のメンバーとしてデビューしたチュウォンさんは、グループ脱退後俳優としてデビューしました。

そしてテレビドラマ初出演作である「製パン王 キム・タック」が大ヒットとなり一気にブレイクし、その後の出演作「烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち」「カクシタル」も大ヒットしたことで”視聴率王子”と呼ばれるようになります。

さらに、日本のみならずアメリカでもリメイクされている名作医療ドラマ「グッド・ドクター」や、SBS演技大賞で大賞を受賞したキム・テヒさんとの共演作「ヨンパリ」、名作映画を時代劇アレンジした「猟奇的な彼女」など、いくつもの話題作に出演しています。

最新作は2023年に放送されたアクション・コメディ「スティーラー:七つの朝鮮通宝」です。

ユジン(シン・ユギョン)

出演者について引用元:https://blog.livedoor.jp/okiraku_san/archives/51901562.html

タックの幼馴染であるシン・ユギョンは、父親から虐待を受け施設に送られるという過酷な子供時代を送りますが、大学に入りタックと再会することに。そこでイルジュンの次女ジャリムと親友になり、大学卒業後にコソン食品に就職します。知的でクールな女性ですが、少女時代に父殺しをタックに頼むなど心に闇を抱えています。

3人組女性アイドルグループS.E.S.(エス・イー・エス)のメンバーとして1997年にデビューしたユジンさんは、女性アイドルグループの先駆けとして活躍したのち女優に転身し、本作のヒロインや「百年の遺産」での主演として人気を獲得します。一方で、2016年末にS.E.Sを再結成し、短期間活動を行い話題となりました。

 

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近年は大ヒットシリーズ「ペントハウス」に主人公の1人として出演し、ドラマは社会現象を巻き起こすほどの人気作となりました。

イ・ヨンア(ヤン・ミスン)

パルボン先生の孫娘のヤン・ミスンは、父と共にパルボンベーカリーで働いています。

祖父の素養を引き継いだミスンは、絶対味覚と知識を持ち合わせた天才パン職人なんですが、本人はパティシエになることを志望していました。ツンデレ気質が影響して初めタックとはイガミ合っていましたが、パン職人として成長していくタックに徐々に惹かれていきます。

バラエティ番組でデビューしたイ・ヨンアさんは、ナムグン・ミンさんと共演した「失業手当ロマンス」やホームドラマ「頑張れチャンミ!」などの主演で知られる演技派女優です。

 

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2020年には一般男性と結婚し、同年第一子を出産。
そして2021年の映画「天使はウイルス」で復帰しています。

チョン・グァンリョル(ク・イルジュン)

コソン食品会長でタックの父親であるク・イルジュンは、製パンの名匠パルボン先生の弟子となり、若くしてコソン食品を設立。政略結婚したインスクに対して愛情はなく、ひたすらパン作りに没頭してきました。いち早くタックの才能を見出した人物であり、失踪した母親を探すために姿を消したタックを探し続けています。

韓国ドラマ史上最高の視聴率を記録した時代劇「ホジュン 宮廷医官への道」の主役として知られるチョン・グァンリョルさんは、デビューからしばらく売れない時代を過ごしてきましたが、「ホジュン 宮廷医官への道」で一躍有名俳優となります。

その後も「張禧嬪[チャン・ヒビン]」「朱蒙 -チュモン」「オクニョ 運命の女」「テバク〜運命の瞬間〜」「風と雲と雨」といった大ヒット時代劇へ数多く出演していますが、時代劇では王や権力者を、現代劇では代表や会長として登場することが多いベテラン俳優です。

チョン・インファ(ソ・インスク)

出演者について引用元:http://yocchanyocchan.blog133.fc2.com/blog-entry-222.html

イルジュンの妻でマジュンと二人の娘の母親であるソ・インスクは、姑からイビられ夫からは愛されなかった女性です。

夫が使用人との間に子供を授かったことで、ハン室長と不倫しマジュンを授かりますが、その子供タックがのちに息子のライバルとして現れパニックに。何度となくタックとミスクの存在を消そうとするのですが、冷静になれない性格が影響していつも事態を悪化させてしまいます。

韓国では“万人の恋人”と呼ばれたチョン・インファさんは、84年にCMモデルとしてデビューし翌年から女優活動をスタートさせます。最高視聴率50%を記録したドラマ「女人天下」でSBS演技大賞の大賞を受賞したチョン・インファさんは、本作でもKBS演技大賞の最優秀演技賞を受賞しました。出演者について引用元:X

その後もユジンさんと共演した「百年の遺産」や、「伝説の魔女」「いとしのクム・サウォル」と高視聴率マクチャンドラマに出演し、復讐心を胸に抱えるキャラクターを多く演じています。最新出演作は、これまた高視聴率を獲得した「人生最高の贈り物〜ようこそ、サムグァンハウスへ〜」です。

チョン・ソンモ(ハン室長/ハン・スンジェ)

出演者について引用元:http://saofang.blog8.fc2.com/blog-entry-360.html

コソン食品会長秘書室長でインスクの不倫相手でもあるハン室長は、イルジュンと幼い頃から兄弟同然に育った人物です。インスクに忠誠を誓い近くでいつも見守っている彼は、タックの存在を疎ましく感じ、ミスンに危害を加えるよう命じたり、タックに家を出るよう脅すなど、幾度もタックを窮地に追い込みます。

名脇役として数々の作品に出演してきたチョン・ソンモさんは、80年代から青春ドラマや時代劇等で活躍してきました。「張禧嬪[チャン・ヒビン]」「帝王の娘スベクヒャン」「花たちの戦い〜宮廷残酷史〜」といった時代劇や、「村-アチアラの秘密」「逆流」といった代表作があります。

チョン・ミソン(キム・ミスン)

出演者について引用元:https://blog.livedoor.jp/koreamaster/archives/1272477.html

タックの母親であるチョン・ミソンはイルジュンの子供を身籠るのですが、インスクから逃れ密かにタックを出産します。その後、貧しいながらも親子二人で仲良く暮らしていましたが、ひょんなことからタックがイルジュンの元へ行くことになり、のちに風車の入れ墨の男により拉致され行方不明となってしまいます。

高校一年生でデビューして以来数多くの作品に出演してきたチョン・ミソンさんは、ドラマ 「太祖王建」「ファンジニ」「アクデントカップル」「一抹の純情」といった代表作で知られる女優です。

「烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち」「太陽を抱く月」「六龍が飛ぶ」「雲が描いた月明り」といった大ヒット作にも出演しており、韓国ドラマ好きなら一度は見たことがある名バイプレイヤーです。

名作映画「殺人の追憶」で共演したソン・ガンホさん、パク・ヘイルさんと16年ぶりに再共演した2019年の映画「王の願い ハングルの始まり」に昭憲(ソホン)王后役として出演していますが、2019年6月29日に48歳という若さで亡くなりこれが遺作となってしまいました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ジャンル的に言うとマクチャンドラマに属する作品ではありますが、主演の二人が今も活躍する人気俳優ということもあり、普段ドロドロ系作品を見ない方でも楽しめるドラマになっていると思います!

間違いなく韓国ドラマ史を語る上で重要な作品となりますので、この機会に見てみてはいかがでしょうか?



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