これまで、「帰らぬ人となった韓国芸能人」や「事故により天国へ旅立った韓国芸能人」というタイトルでお亡くなりになった韓国芸能人たちを紹介してきましたが、今回は「闘病生活をするも天国へ旅立った韓国芸能人」として何人かの韓国芸能人を紹介したいと思います。
年々平均寿命が伸びてはいますが、病気とはいえ60代で亡くなってしまうのは早いですし、今回紹介する5人のうち3人はまだ30代という若さで亡くなってしまっているんです。
彼らや彼女たちがどのような病気を患い、どんな闘病生活を送ってきたのかをご紹介していこうと思います。
闘病生活をするも天国へ旅立った韓国芸能人
それでは早速5名の方、ご紹介していきましょう。
チョンリム
2023年7月19日に37歳という若さで亡くなったチョンリムさんは、“第2のピ（RAIN）”として人気となった歌手兼俳優です。
デビュー作は日本でもリメイクされた名作ドラマ「ごめん、愛してる」で、その後いくつかのドラマ作品などに出演し、2009年に歌手活動をスタートします。
俳優と歌手活動を並行していたことから第2のピ（RAIN）と呼ばれ人気を得ますが、2010年以降は目立った活動はしていなかったようです。
その後、結婚し会社員として働いていたようですが、2023年7月19日に大腸がん闘病の末亡くなってしまいます。
チョンリムさんは10年以上目立った芸能活動をしておらず、バイク関連のYouTubeチャンネルの映像を通じて某バイクメーカーの営業社員として働いていることが分かったそうなので、いつから闘病生活を送っていたのかや、その他プライベートなことに関しては詳しく分かっていません。
大腸がんの早期発見には、大腸がん検診を受けることが大切です。
初期段階では症状がほとんど出ず、症状が出るまでに進行してから気付いたときには遅いと言われています。
定期的な検診と早めに医師に相談することが重要なようです！
パク・ジフン
2020年5月11日に32歳という若さで亡くなったパク・ジフンさんは、雑誌のモデルから俳優に転身し、2017年のドラマ「シカゴ・タイプライター〜時を越えてきみを想う〜」などに出演していた方です。
有名ショッピングサイトのモデルとしても活動しながらSNSを通じて優れたファッションセンスを披露していた彼は、2019年の9月に「昨日、今日は気分も良くて天気も良く、体調もとても良い」という近況を伝えていました。
当時は明るく笑い健康だったようですが、関係者によると「昨年胃がんの診断を受け闘病生活をしてきた。当時状況が良くはなく、心の準備はしているようだった。とても残念だ」と述べています。
この頃から胃がんとの闘病生活を送っていたようですが、残念ながらわずか32歳という若さで亡くなってしまいます。
キム・ヨンエ
2017年4月9日に享年66歳で亡くなったキム・ヨンエさんは、1970年にデビューし数多くのドラマや映画に出演してきた韓国を代表する女優の1人です。
大ヒットドラマ「太陽を抱く月」で悪役である大王大妃を演じたことで知られており、この他にも数々の名作に出演してきました。
しかし、「太陽を抱く月」の撮影中に膵臓癌（すいぞうがん）を宣告され、それ以降、闘病しながら撮影を続けることになります。
その後も、闘病生活をしながら「メディカル・トップチーム」「美女の誕生」「キルミーヒールミー」「ドクターズ〜恋する気持ち〜」などに出演したキム・ヨンエさんは、ドラマ「月桂樹洋服店の紳士たち〜恋はオーダーメイド！〜」にも出演し、このドラマが遺作となってしまいます。
撮影中に病状が悪化しドクターストップがかかる事態となったそうですが、それでも病院に入院しつつも外出許可証を貰っては撮影に参加したキム・ヨンエさんは、作品に迷惑をかけてはいけないと契約通りの50話に出演します。
このドラマで共演した俳優のチャ・インピョさんは「先輩は、50話が終わる時までは生きさせてくださいと祈っていました。命をかけて演技をされたのです。」と話し、「制作者や演技者、そして視聴者にとって、私が病気のために誰かがうまく行かないということがなければいいんだけど」とおっしゃったと話しています。
ちなみに2017年2月、キム・ヨンエさんの最後の撮影日の模様が動画として挙げられています。
これ以降、身辺整理を進めたキム・ヨンエさんは、自ら遺影写真と寿衣を選び、葬儀の手続きもすべて済ませたそうです。
そして、2017年4月9日すい臓がんの合併症により天に召されることになります。
死の直前まで女優としての在り方を貫いたキム・ヨンエさんの葬儀には、遺族、知人、俳優仲間たちだけでなく一般人も多く詰めかけ、故人を追慕しました。
キム・ジャオク
2014年11月16日に享年63歳で亡くなったキム・ジャオクさんは、1970年にデビューし「がんばれ！クムスン」「私の名前はキム・サムスン」「コーヒープリンス1号店」といった人気ドラマに出演してきました。
1996年にはトロット歌手テ・ジナさんの勧めでアルバムを発表し、約60万枚のセールスを記録して多くの人から愛されることとなります。
しかし、2008年頃から大腸がんの闘病生活を送っていたとされるキム・ジャオクさんは、リンパ節と肺にがんが転移し抗がん剤治療を受けるようになります。
そんな闘病生活を送りながらも「明日に向かってハイキック」「烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち」「3度結婚する女」などに出演したキム・ジャオクさん。亡くなる年のはじめまでドラマ撮影をし、バラエティ番組「花よりお姉さん」にも出演、さらに5月には舞台「春の日は去っていく」に出演していました。
しかし2014年11月16日、7年間にも及ぶ闘病の末、肺がんの合併症により帰らぬ人となりました。
ムン・ジユン
2020年3月18日に享年36歳で亡くなったムン・ジユンさんは、2002年にデビューした韓国ドラマ界の名バイプレイヤーとして知られている俳優です。
「イルジメ〜一枝梅〜」「善徳女王」といった大ヒット時代劇から、「ビッグ」「黄金の庭」といった現代劇でも活躍し、“名前は知らないけれどどこかで見たことある俳優”として様々な作品に出演してきました。
近年は「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」や「恋のゴールドメダル僕が恋したキム・ボクジュ」で主人公たちが通う大学の先輩役を演じていました。
特に映画化もされた「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」では両作品にサンチョル先輩役として出演し、人々の記憶に残りました。
そんなムン・ジユンさんは2020年3月18日に急性敗血症により天国へ旅立つことに。
その数週間前には、15年ぶりのCM出演のため済州島で撮影をしていたそうですが、咽頭炎（いんとうえん）の悪化により入院後、急性敗血症で集中治療に運ばれるもわずか3日で亡くなってしまいます。
当時、新型コロナウイルスが拡大しはじめた頃だったこともあり、当初はコロナウィルス感染によるものではないかとの疑いもありましたが、それは事実ではありませんでした。
ちなみに、ムン・ジユンさんが突然この世を去ったことで後半の撮影作業が中止されていたCMについては、「久々のCM出演をとても喜び笑顔で話していた。」という遺族や所属事務所の意向が伝えられたことで、無事にオンエアされることとなりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
ベテラン女優二人が最後の瞬間まで女優を貫いた姿には感動しましたし、30代という若さで亡くなってしまった3人については、今後まだまだ活躍するだろうことを考えるとやるせない気持ちになってしまいました。
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