イ・ソンギュンがこの世を去った理由は?薬騒動についても

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人気俳優たちと共演したドラマ「コーヒープリンス1号店」で人気を集め、ツンデレシェフ役を演じた「パスタ〜恋が出来るまで〜」も大ヒット、そして「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」や世界的大ヒット映画「パラサイト 半地下の家族」で日本でも広く知られることとなったイ・ソンギュンさん。

そんなイ・ソンギュンさんが2023年12月27日にお亡くなりになりました。48歳でした。

今回はイ・ソンギュンさんの経歴や人となり、出演作品や亡くなった経緯について紹介していこうと思います。

イ・ソンギュンがこの世を去った理由は?薬騒動についても
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イ・ソンギュンはどんな人?

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1975年3月2日生まれソウル出身のイ・ソンギュンさんは、2001年にミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」でデビューします。
同年にシットコムドラマ「恋人たち」でドラマデビューし、2007年にはドラマ「白い巨塔」の韓国版で主役の1人を演じた他、日本でも人気となったドラマ「コーヒープリンス1号店」にも出演しブレイクを果たします。

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マンガやフルート演奏、水泳など多趣味で知られるイ・ソンギュンさんですが、ミュージカル出身という事もあってか歌が上手いことでも有名です。
ドラマ「コーヒープリンス1号店」でも高い歌唱力を披露していますね。

そんなイ・ソンギュンさんは、プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンさんと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれています。

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ブレイク以降も「ゴールデンタイム」「ミス・コリア」「今週妻が浮気します」「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」といった人気ドラマに出演しているイ・ソンギュンさんですが、韓国国内はもとよりヨーロッパでも高い評価を得ているホン・サンス監督作品や、日本でもリメイクされた「最後まで行く」、そしてアカデミー賞受賞作「パラサイト 半地下の家族」など、数多くの映画作品にも出演しています。

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近年はドラマ「検事ラプソディ〜僕と彼女の愛すべき日々~」「Dr. ブレイン」「ペイバック〜金と権力〜」、映画「キングメーカー 大統領を作った男」などに出演し、2023年以降にもいくつもの映画に出演しており、今後公開を控えている作品もあります。

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そんなドラマに映画にと忙しく活躍していたイ・ソンギュンさんでしたが、2023年の10月頃から麻薬不法投薬の疑いなどで警察の取り調べを受けることとなります。
そして、2023年12月27日、48歳という若さでこの世を去ることとなったのです。

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出演作品について

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50本以上もの出演作があるイ・ソンギュンさんですが、その中からオススメの作品をいくつか紹介したいと思います。

ドラマ「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」(2018年制作)

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イ・ソンギュンさんの代表作であることはもちろんですが、数多くある韓国ドラマの中でも名作と名高い作品です。理不尽な社会の中でひっそりと生きる若き女と中年男がひょんなことから知り合い、次第に心通わせていくようになるという感動のヒューマンドラマで、良い意味で韓国ドラマらしくないロマンス抜きでも楽しめるのが特徴です。

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韓国を代表するソロ女性アーティストとして華やかな世界に身を置くIUさんが、莫大な借金を抱えた無愛想で無表情なヒロインと役を演じており、イ・ソンギュンさん演じる争いごとを好まない主人公やその家族と関わることで、地獄のような生活の中に光を見出すようになります。
安易に“年の差ロマンス”という展開にしなかったのが大正解でしたね!

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ドラマ「パスタ〜恋が出来るまで〜」(2010年制作)

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上質なヒューマンドラマだった「マイ・ディア・ミスター〜」とは違い、王道のラブコメディといったテイストの本作は、見習いシェフのヒロインと女が厨房に入ることを嫌うイタリア帰りの一流シェフとの厨房内外での恋愛模様をコミカルに描いた作品です。

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犬猿の仲からはじまり、次第に惹かれ合っていくという定番の展開で、そこにヒロインのシェフとしての成長ドラマやレストランの経営問題なども同時に描かれていきます。

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女だという理由で理不尽にクビにされたヒロインと、ヒロインをクビにした性格に難のあるシェフがどのようにして恋愛関係になるのかが見どころです!

映画「最後まで行く」(2014年制作)

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2023年には岡田准一さん主演によるリメイク版も公開された本作は、ひき逃げ事故を隠蔽しようとした刑事が謎の男から脅迫され窮地に追い込まれていく模様を描いた犯罪サスペンス映画です。

ひき逃げした男と死体を母親の棺桶に隠して一緒に埋葬するという悪徳刑事と、そんな主人公を利用する凶悪犯との戦いを描いた作品であり、いつ主人公の犯罪がバレるのかというハラハラドキドキと、この先どう展開していくかというワクワク感があるエンタメ作品でもあります。

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次から次へと事件が起きては主人公が追い込まれていく展開は最早コメディ!?

「パラサイト 半地下の家族」(2019年制作)

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2019年・第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールを受賞し、同時に第92回アカデミー賞でも外国語映画として史上初となる作品賞を受賞した名作です。

これまでにも世界で評価された韓国映画はいくつもありましたが、興行的にも成功した作品はこれが初かもしれません。内容は近年の韓国作品では定番となった格差社会をテーマにしたものなんですが、半地下に住む貧困層が豪邸に住む富裕層に寄生していく前半と、貧困層よりもさらに下の存在が現れたことによる怒涛の展開の後半という二段構えの作りになっているのが圧巻の作品です。

テーマも内容も重苦しいのですが、エンタメとしても楽しめる演出がされているというのは「殺人の追憶」や「グエムル-漢江の怪物-」といった名作を生み出してきたポン・ジュノ監督のなせる技かと。

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この作品でイ・ソンギュンさんは富裕家族の家長であるIT企業の社長役を演じています。

奥さんは?

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数多くの代表作を持つイ・ソンギュンさんですが、同じく俳優として活躍するチョン・ヘジンさんと2009年5月に結婚されています。1997年に映画でデビューしたチョン・ヘジンさんとは、ある親睦会を通して出会い交際をはじめたそうで、約6年半の熱愛の末、結婚に至ったようです。

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チョン・ヘジンさんは、ドラマ「恋愛ワードを入力してください」「秘密の森2」「ラブ・パッセンジャー〜私たちの恋愛事情〜」、映画「白頭山大噴火」などで知られています。

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薬物騒動とは?

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それでは、イ・ソンギュンさんが亡くなる原因の一つとなったとされる薬物騒動とはどんなものだったのでしょうか?

ここ数年、日本のみならず韓国の芸能界でも度々薬物問題が報道されてきましたが、そんな中でイ・ソンギュンさんにも違法薬物を使用したのではという疑惑が持たれることになりました。

日本では、同時に捜査されていたBIGBANGのG-DRAGONさんについての報道がされていましたが、最初は名前が伏せられていたイ・ソンギュンさんも警察で何度も取調べを受けたそうです。

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韓国の報道では「遊興施設で働く室長B氏に騙されて、麻薬と知らずに投薬した」と容疑の一部を認めたかのような報じられ方をしていましたが、一方で警察はイ・ソンギュンさんが麻薬投薬を自ら認めたとは言及しておらず、簡易の薬物検査や国立科学捜査研究院の精密鑑定では陰性と判定されていたようです。

加えてイ・ソンギュンさんは、薬物使用疑惑に絡みソウル・江南にある遊興施設の従業員の女ら2人から恐喝されたとして告訴しており、薬物使用について以外にも様々な情報が錯綜しているようです。

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そんな事情もありイ・ソンギュンさんは何度も警察で聴取を受けることとなり、3回目の聴取は19時間にも及んだそうです。

突然の悲報

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そんな厳しい警察からの聴取や、事件にまつわる恐喝問題、真相が定かでない数々の報道などのせいもあってか、イ・ソンギュンさんは2023年12月27日、48歳という若さでこの世を去ることとなりました。

警察当局によると、イ・ソンギュンさんはソウル城北(ソンブク)区の路上の自動車内で、意識のない状態で発見されたそうで、その後死亡が確認されました。

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車内には着火炭などが見つかっており、自ら命を落とした可能性があると報道されています。
この悲報を受けてイ・ソンギュンさんの所属事務所HODU&Uエンターテインメントは、「どうか、故人の最後の道が悔しくならないよう、憶測や推測による虚偽事実の流布、およびこれを土台とした悪意的な報道は自制して下さるよう丁重にお願いする」と伝えています。

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しかし、イ・ソンギュンさんが亡くなられて以降も悪意ある報道がされているようで、悪質なメディアには非難が殺到し記事を削除する事態も起きています。

まとめ

ここまでイ・ソンギュンさんの急死の理由や薬物騒動について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

イ・ソンギュンさんが事件に巻き込まれて悪意ある報道や苛烈な警察の追求によるストレスで命を絶ったのだとしたら、この事件の真犯人とは一体誰になるのでしょうか?

イ・ソンギュンさんのご冥福をお祈りします。



 

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